あまりにラクだったビルでの宿直バイト

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私が「これはラクな仕事だなあ」と思ったのは、とあるビルでの宿直業務です。

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そのビルは防災・防犯のため、毎日必ず2人ずつ宿直しなければならないことになってました。
一人は学生のアルバイト、もう一人はそのビルの会社を定年退職したあとのおじいさんというペアでした。
2人体制といっても仕事らしい仕事はなく・・夜がな2人で『水戸黄門』を観たり、勤務明けは朝の連ドラを観たりしてました。
徹夜で働くわけではなくて、職員の方がすべて退館してしまえば、鍵を締めて自由に仮眠を取ることが出来ました。
ですから、鍵を締めたあとはおじいさんと2人でお酒を飲んだりしてました(本当は勤務中なのでダメだったのかもしれませんが、暗黙の了解でした)。
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2人もスタッフがいながら、勤務時間中、基本的にはほとんどやることがありませんでした。
やることといえば、定時ごとにビルのフロアの見回りをしたり、あとは時々職員の方が部屋の鍵を借りに来るので貸してあげたりするだけです。
私はそのビルでの宿直業務のアルバイトを大学に通いながら3~4年やっていましたが、怒られたことも1回しかありませんでした。
唯一怒られたのは、大学の試験明けで寝坊してしまったときのことです。そのときだけはさすがに怒られました。当然ですよね(笑)。
職員の方もおおらかな方たちが多くて、人間関係もラクでした。もっとも、職員の方たちが帰宅する直前くらいの時間に勤務が始まるので、顔を合わせる時間も短かったのですが。
このビルでの宿直のアルバイトは仕事はラクな一方、とにかく拘束時間が長かったですね。平日は夕方から翌日の朝まで、休日は朝から翌日の朝まで24時間勤務というスタイルでその多くは暇な時間でした。
別の日に勤務していたアルバイトの方は、そんな暇な時間を活用して、パソコンを持ち込んで別のアルバイトを同時にやってたそうです(笑)。
そうそう。ときどき会社のお偉いさんが差し入れを持ってきてくれたりしました。1度、とても高価な、おいしい焼酎を大きな瓶で頂いたことがあり、相方のおじいさんと小躍りして喜んでいたのを思い出します。
その瓶があるうちはアルバイトに行くのがとても楽しみでした(笑)。
何度か、明らかにおかしな方から電話が来たりしたことがありました。
電話の主曰く、「私の言うことを聞かないとどうなるかわかってるだろうな」等々…。
そういう場合は、私のような一介のアルバイトにはどうすることも出来ないので、警備会社に電話してあとの対応はすべておまかせしてました。
私たちはいつも通り事務所の椅子に座りながら、少々びくびくしつつもいつも通りに過ごしていたものです(笑)。
結局、実際に危害を被ったりすることはまったくありませんでした。職員の方の話では、「春先はよくそういった方々が現れる」とのことでした(笑)。
その後、大学卒業とともにそのアルバイトはやめましたが、今でもそのビルの前を通るたび、当時を思い出して懐かしく思うことがあります。
もちろん人は入れ替わったでしょうが、未だに夜な夜なおじいさんと若者がこのビルを守ってるかな、と思うと微笑ましい気持ちになったりします。
    (楽なアルバイトの体験談 30代男性)

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