スーパーでお餅の店頭販売した話

今までやってきてアルバイトの中で一番精神的にきつかったのは、地元のとある小規模のスーパーで年末の時期店頭に立ってお餅の店頭販売をするアルバイトです。
私はあまり人前に立って何かをするような仕事は得意ではありません。それだけに今まで接客業に携わったことはなく、アルバイトをするにしても倉庫の仕事ほか、一般のお客さんに直接接する必要がないアルバイトばかりを選んでいました。
スーパーのアルバイトもそうでした。グロサリーと呼ばれるスーパーの倉庫の仕出しなどを行うアルバイトとして採用されたのでした。その理由は、お客様と直接接する機会が少なく、精神的に楽だからでした。
しかし、アルバイトを始めてしばらくが経ちグロサリーの仕事にも慣れてきたところで店長に呼び出されました。何かやらかしたかなー、なんて思ってたのですけど店長からは意外な言葉が発せられました。
「年末は店前に立って餅を売る担当をしてくれ」
販売となると嫌でもお客様と接しなければならないわけです。そもそも人と接するのが苦手なのでグロッサリーの職種を選んだわけです。それは店長にも面接でお伝えしていることなのに、苦手なことをやらせるとは・・本当にイヤで正直その場で止めてやろうかと思ったくらいだったでした。けれども、年末で私もお金が欲しかったですから、内心では見たことも無いくらいイヤな顔をして「ハイ」と答えました。
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そして年末がやってきました。私は餅売りの店頭に立っていました。
小さなスーパーの癖に客が来るわ来るわ。やっぱり年末だけあってお客さんの数は多くて、その中で私は「いらっしゃいませー」なんて小声でいいながら餅を切り続けているわけです。
しかし、それは明らかに餅販売するスタッフのひとりとしては物足りないものでした。
「声が小さい!」「もっと真剣にやれ!」と他のスタッフに何度も怒られてしまいました。
人と接したり大きな声を出すのが苦手な私にとって、それは精神的に苦痛としかいいようがありませんでした。とにかく餅を切ることだけに集中して時間が早く過ぎるのを祈ってました。
朝から晩まで立ちっぱなしだったので足も棒のようで、それでも延々と小声で挨拶しながら餅を切り続けていました。しかもこれ一日だけじゃなくて年末の数日間やらされました。もう一度やれと言われても二度とやりないと思います。
このスーパーは小規模だったこともあり、この餅販売以外にも、レジを時々やらされることもありました。一見すると気分転換できて楽そうだと思われるかもしれませんが、個人的には精神的にきついと感じました。そのスーパーでどうして長い期間バイトしていたのか自分でもよく分かりません。今から振り返ってみると、当時は若かったので他に選択肢を探すということが思いつかなかったのだと思います。
        (楽そうで精神的にキツかったアルバイトの体験談 30代男性)

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