京都時代祭の参列バイト体験談 

今までやったアルバイトの中で一番楽なアルバイトだと感じたのは、大学時代に京都でやった時代祭のエキストラのアルバイトです。
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たまたま大学の掲示板に貼ってあった求人広告で、この時代祭エキストラのアルバイトを見つけました。アルバイト当日は現地集合で、事前打ち合わせなどありませんでした。いろいろな大学の生徒がアルバイトとして来ていました。
その仕事内容は、指定された衣装を着け、祭りの行列のひとりとして数時間歩くというものでした。時代祭は10月で季節もよかったですし、衣装を着けていても暑くありませんでした。衣装も軽装だったので歩きやすかったですね。
歩くときに特に難しい動作や表情をする必要はありませんでした。ひたすら前の人についていくというだけです。歩く順番は大まかに決まっており歩調を合わせなければなりませんでしたが、同じ格好をした人たちの中ではアバウトでした。同じ役回りでは多少の融通はききます。前後が詰まっているわけではないので、馬のフンだけに注意して歩くだけでした。
京都御所を出発して平安神宮まで歩くのですが、お昼御飯も支給されました。京都のまちなみを見ながら歩くというのは風情がありますし、何より伝統的な祭りに参列できるとは、京都に住んでいないとなかなか経験できないレアなアルバイトだと思いました。
ただ、沿道には観光客や見物客が大勢カメラを構えて待ち構えており、どんどん撮影をされるので、少々恥ずかしいものがありました。とはいえ、ほとんどの大学生たちは平日は大学で講義を受けている時間帯でしたし、大学の知り合いに見られることはありませんでした。当時付き合っていた彼女が居たので、連絡して記念に沿道で写真を撮ってもらいました。彼女いわく、みんな同じ格好をしているので、どこに私がいるかわからないくらいだったそうです。
それぞれは大人数の中の一人にすぎず、特別な役柄もないことからも楽なアルバイトだと感じました。ただ衣装を着て京都御所から平安神宮まで歩くことを全うするだけです。表情についても特に笑顔を求められるわけではありません。単にエキストラに徹するだけで十分でした。
お祭りの行列が平安神宮に到着すると、アルバイトスタッフたちは衣装を返却し解散となりました。アルバイトが終わってから、夕方の大学の講義には十分間に合いました。給料は日給制でアルバイト終了時にいただくことができました。
今思えば、この時代祭に参列するアルバイトは、単に歩くだけという究極的に「楽なアルバイト」だった点も良かったのですが、思い出に残る貴重なアルバイトでもありました。もし京都市内にある大学で大学生をやっていなかったら一生経験できていないだろうと思います。お祭りを見る側の立場にはなれてもお祭りを主催する側の立場には望んでもなかなかできないと思いますから。
 
  (楽なアルバイトの体験談 30代男性)

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