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半導体製造の工場勤務は楽でした

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今から16年ほど前のこと、私は楽なアルバイトをしていたことがあります。
当時私は、業務請負の会社に所属して、請負先の各メーカーの工場を転々としながらアルバイトをしていました。
その請負先の一つだった、とある電機メーカーの半導体製造子会社で働いていたときが、特に楽でした。

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その工場では、X線の検査装置を使って半導体製品の検査を行っていました。
アルバイトスタッフは私のほかに2人がおり、その2人は同じ業務請負の会社から派遣されていました。
仕事では3人でローテーションを組み、早番・遅番・夜勤のシフトを交替しながら、ただひたすら検査をするだけという仕事でした。
工場での検査といっても、難しいことは一切ありませんでした。以下の作業をただ延々と繰り返すだけでした。
(1)別のフロアで出来上がった半導体製品を、検査装置内のテーブルに並べる
(2)装置のモニタを眺めながら、製品の配線不良がないかチェックをして、不良品があれば印をつける
(3)検査が終わったら、不良品を別に分けて、製品を工場内の次の工程に持っていく
その工場での仕事は不良品を見つける作業が最も重要なわけですが、初日から一目見ただけで不良品は100%の確率で判別できるほど簡単なものでした。
ですから、慣れると何も考えることなく、その工場での仕事を楽々こなしていくことができました。
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ミスすることなどあり得ないくらいほど簡単な「誰でもできる仕事」でしたので、私は鼻唄まじりでいつもその工場で仕事をしていました。
また、この工場での仕事は、人間関係が苦手な人も大丈夫だと思いました。
というのは、他のスタッフとコミュニケーションをとる場面はなくはないのですが、検査前の製品の前工程からの受け取りと、検査終了後に次工程に製品を持っていく際だけだったからです。
そこでも仕事上の必要最低限のコミュニケーションだけ取れればよいので、人間関係に悩むことなく、独りの世界に没頭することができました。
なお、放射線を取り扱うので、ここは安全面が気になると思われるところですが、検査装置には安全装置が備えられており、また放射線バッジも支給され、身に着けていたので安心でした。
ちなみに、放射線バッジの方は変化が見られず、放射線漏れの心配は全くありませんでした。
交代勤務の実労働時間も1直あたり7時間程度で、どの直に入ってもあまり負担がかかりませんでした。ですから、結構お気楽にその工場で仕事をこなし、終業後は自分の時間をたっぷりエンジョイしていました。
早番のときは昼間に工場から帰ってこれるので、自分の趣味や買い物をまったり楽しんだり、遅番の時は仕事後に行きつけの飲み屋で夜を明かして昼の出勤前までぐっすり寝たり・・。
夜勤の時は昼間に遊んで夕方少し寝てから工場に出勤。かなりまったりとフリーダムな平日を過ごしておりました。
                (40代男性)

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