塾で生徒を教える楽チンバイト

私は、幼稚園の時から9年間、地元の学習塾に生徒として通っていました。大学生になった時、お世話になっていた学習塾の教室長に、「アルバイトをやりませんか?」と声をかけられ、アルバイトをすることになりました。
 私は当時、あまり子供を相手するのが得意ではなかったのですが、条件が良かったので引き受けることにしました。その条件とは、座ってマル付けをして子供の相手をするだけで時給\900貰えるというもの。学生であまり時間もお金もなかった私にとってはかなりの好条件のアルバイトだと感じました。
さらに、長年通っていた学習塾だけに、何と言っても馴染みがあります。仕事内容も大体イメージできていたため、覚えることも少なく仕事をしやすいだろうと考えました。
 久しぶりに教室に行ってみると、以前お世話になっていた先生方が迎えて下さり「先生になって戻ってきてくれたね」と喜んで下さりました。みんな顔見知りで私のことを覚えてくれていたため、仕事の質問もしやすく本当にストレスフリーでした。
 学習塾でのアルバイトがいざスタートし、初めは、子供たちは私に対してよそよそしく、私もどうしていいか分かりませんでした。ただ、次第にコミュニケーションをとれるようになっていきました。
a0001_013134.jpgそこでは、この学習塾で長年在籍していたことが随所に生きたと感じます。
例えば、勉強したがらずに拗ねてしまった子に対しては「先生も昔ここで勉強してたんだよ」「同じところを間違えたことがあるんだよ」と自分の当時のことを話すと、「先生も間違えてたの!?」と驚きながらも素直に勉強に向かってくれました。
教室長の先生は「うちはこの学習塾を経験したことがある人しか雇わないことにしているの。やったことがないと辛さも楽しさも子供に教えることなんかできないでしょ?」と言っていました。私が生徒として通っていた時の先生がみんな優しく親身になって教えてくれていたのは、こういった理由もあるんだなと、実際に働いてみて初めて知りました。
また、この学習塾はとても自由にのびのびと学習をさせる方針でした。ですから、各先生は、自分の得意な知識や趣味を生かして、授業にいろいろ工夫をしていました。
私の場合、得意なイラストを描くことを活かし、満点を取れた子供のプリントにポケモンの絵を描く工夫をしてみました。すると小学生は思いがけず大変喜び、それを目当てに満点を取ろうと頑張る子も増えてきました。そんな子供の姿を見るのがとても嬉しかったです。
 女の子でも中学生くらいになると、仲良くなるまで時間がかかります。ただ、慣れてくると部活の悩みや高校受験の相談などもしてくるようになりました。年が近かったせいもあり、先生と言うよりも近所のお姉さんという立ち位置だった気がします。中学生は殆どが教室が終了する時間までいるので、家が近くて、女の子が一人というときは一緒に帰るなんてこともありました。
 この学習塾でのアルバイトは始めた当初はやりがいを求めていませんでした。ただ、実際に働いてみると、とても楽しくやりがいのある仕事でした。一方、子供たちと触れ合いを通して、勉強と遊びの兼ね合いの難しさも実感することができました。
私は現在は大学を卒業し、社会人として会社で働いています。ただ、もしできることなら、いつかまたあの学習塾で働けたらいいなと思います。
   (楽なアルバイトの体験談 20代女性)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

関連コンテンツ&スポンサーリンク



スポンサーリンク