実質は留守番?と思った楽なバイト

結婚が決まって勤めていた会社を辞め、表向きは花嫁修業という名目で数年ぶらぶらしていた時期があった私。そんな時期に、親戚のおじいさん弁護士先生から依頼され、法律事務所で事務員のアルバイトをしたことがあります。
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私はもともと大学で法律学を専攻していましたし、先生も専門知識のある親戚である私をとても信用しているようで、月曜から金曜までほぼ毎日朝9時から夕方5時まで法律事務所で勤務させてくれました。
法律事務所の事務員といえば、弁護士並みに法律知識を駆使して訴訟資料などを用意するパラリーガルと呼ばれる事務員も中にはいます。
その場合、事務員といっても実質的に仕事内容は弁護士とさほど変わらないようです。当初私もパラリーガル的な立場を覚悟してその法律事務所で勤め始めました。
しかし、実際勤務しはじめてみて分かったことに、私が実際任された仕事は電話番とお茶くみ、おつかいぐらいでした。いわば、法律関係の仕事を一切しないひと昔前のOLといった感じです。
その法律事務所の珍しいところは、オフィス街の一等地にあるにもかかわらず、いまだパソコンがネットに繋がっておらず、やりとりは手紙とファックスのみ。テレビもなく、その先生以外他の弁護士さんも所属していませんし、他の事務員さんもいません。会社顧問の仕事ばかりの先生だったので突然やってくる新規のお客さんはほぼなく、来る人はいつもの会社の法務部の人だけという状況でした。
電話も一日3件もあれば多い方というヒマヒマ状態です。そんな暇な事務所なので先生も事務所にいるのはお客さんがくるときくらいで、1週間くらい、私ひとりで広い事務所で座っていることも少なくありませんでした。
アルバイトの契約内容としては、事務所にいてくれさえすれば、あとは何をしていてもよいということだったので、ひたすらひとりの時間を楽しんでいました。主に私がやっていたのは、読書と資格の勉強です。
家のなかでは勉強ができないと、お金まで払って有料の自習室に通う人もいますが、私の場合、お金がもらえるうえに、静かで広いオフィスをひとりじめしているという状況でした。最高の職場(自習室)だと思いました。ちなみに、その法律事務所でアルバイトをしていた数年間に取得できた資格は、簿記やFP、英検、漢検、行政書士など小さい検定もあわせると10個ほどになります。結婚を期に引っ越しをしたのでその法律事務所でのアルバイトもやめることになりましたが、一生やってもいいなと思えるほど楽なお仕事でした。
                                      (30代女性)

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