暇な雑貨屋のバイトを私が辞めた理由

親元を離れて生活を送っていた学生時代、私が人生で初めて経験したアルバイトは、雑貨屋で販売をする仕事でした。
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その雑貨屋は小さなビルに入っている色んなショップの中の一つで、主に靴下やアクセサリーを販売していました。
私は1日6時間の勤務で、先輩スタッフと常時3人体制で販売スタッフとして従事していました。
仕事の内容は、店内の簡単な掃除や商品の陳列、レジ打ち、ラッピングなど。いろいろ仕事があって大変だなと思われるかもしれませんが、私はほとんど先輩のお手伝いでしたし、忙しいということはまずありませんでした。
その雑貨屋店のあったビルは、街の中心部にあり、確かに人々で賑わってはいました。ただ、雑貨を売る店はその他にも近くに多くあったため、買い物客は分散されていたように思います。
また、私はお客さんが少ない日中勤務だったゆえ、アルバイトをしていた時間帯に、来客が多かったというシーンは、ほとんどなかったように記憶しています。もし学校帰りの中高生や仕事帰りの社会人たちが立ち寄る時間帯ならば、もっと忙しかったかもしれませんが・・。
私の目から見て、先輩たちもあまり忙しそうではなく、店内の雰囲気はちょっとのんびりしていました。先輩たちと雑談をするのは日常茶飯事でしたし、自分が買い物をするときはまるでプライベートのお客のように、自分の欲しいものを選んではお取り置きしてもらったりしていました。
お客さんが来なくてあまりにも手持ちぶさたな時は、新聞紙を使ってラッピングの練習などをしていました。先輩から、「少しその辺を見てきてもいいわよ」などと言われ散歩してくることもありました。
そんな暇で楽ちんな状況が多かったものですから、「自分はここでアルバイトをしていていいのだろうか?」と何だか申し訳なく思うようになりました。
そこで、お客さんが少ない平日だけではなく、可能なときには忙しい土曜や日曜にも、アルバイトに入ることにしました。これで少しは、働いているという実感も湧くだろうと思ったのです。
しかし、土日のシフトにも入ってそれまでよりは多少忙しくなったものの、それは少しした違いにすぎませんでした。全体としてはやはり暇な時間が多かったのでした。私はだんだん、時間をもて余す暇な状況が辛くなってきてしまうようになりました。
そして結局、私はその雑貨屋でのアルバイトを辞めてしまったのです。忙しくなくて暇なのは確かに楽だったのですが、当時の私にとっては、その暇な時間をどう扱っていいのかが分からず困ってしまったのです。今なら、恐らく仕事と割り切って楽に金銭収入を得られるその仕事を方を選ぶのでしょうが・・しかし、当時の私はまだ若く、仕事にやりがいや感動を求めていたのです。
                                     (40代女性)

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