某牛乳メーカーの牛乳PRバイト体験談

 私はしがない勤労学生です。普段学業が忙しく、学費納入までに思ったようにアルバイトで稼げなかったので、焦っていた時期がありました。
 そんな時期、とにかく、今のバイト以外に、何か新しいものを始めなくてはならないと思い、偶然、求人サイトで見つけたのが、某牛乳メーカーのバイトでした。求人サイトで書かれていた仕事内容は「某牛乳のPR」。「牛乳を笑顔で紹介すればいいだけの簡単なアルバイトです」といった紹介文でした。
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とにかく、私は牛乳の試飲会をイメージしました。しかも割と大手の牛乳メーカーさんでしたので、私は「安心できるし、楽な仕事だろう」と想像して求人もとの会社に面接に行きました。
ところが面接に行くと、なんだか思っていたのと雰囲気が違っていました。「もし良いパフォーマンスができないと感じたら、すぐに自主的に辞めて欲しい」と念を押してくるのです。まだどんな仕事をするのかもはっきり分からない状況なのに、そんな話をしていくるあまりの異様な面接に、私は選択を間違えたと瞬時に悟りました。けれども、何より学費の納入期が差し迫っていますし、今更別のバイトを探す暇がありません。「君にやる気があれば採用するけどどうする?」という面接官の言葉に、状況が状況だけに乗っかってしまいました。
 そして1日目のバイトの日がやってまいりました。始業時間は朝8時からでしたが、「準備があるからみんな1時間前に来るのが常識だからあなたもそうするように」と始業の1時間前に呼ばれました(時給もその間発生しません)。いやいやいや…でも、みんなそうしているなら、まあそれくらいは仕方がないかと思い、無理矢理納得して始業時間1時間前に間に合うように出社しました。
そして、そのとき、初めてその仕事内容が具体的に分かりました。それは、牛乳をかついで一軒一軒家を営業訪問するというものでした。しかも、契約までしなくてはいけないとのこと。毎回帰りに使った牛乳の本数を記載することで、実際に廻ったかどうかもチェックするとのこと。とにかく、予想外に炎天下の中、営業契約をしに行くことになったのです。
初日なので、一応研修ということで?先輩スタッフと同行して仕事を見せてもらいました。それがかなりひどいもので・・。セールスお断りと書いていようが平気でインターホンを鳴らすは、牛乳が飲めませんと言っているのに強引に勧めるはと、横で見ていて引いてしまいました。
1時間ぐらい先輩の仕事を見せてもらって、「じゃあ、あとはひとりでやっていって」と言われました。車で運ばれたので知らない土地で一人惚け。とりあえず見よう見まねで片っ端から周囲の住宅を訪問しPRしました。目標件数と契約件数という名のノルマがかなり無茶な条件で出されていたので、とにかく5時間炎天下の中を走り回りました(ちなみに求人サイトにはノルマはなしと記載されていましたが)。その間、お客さんに同情されるわ、煙たがられるは、文句を言われるは・・ともういたたまれませんでしたね。こんなにキツイ仕事内容とは全く予想していませんでした。それは、のんびりできる楽な仕事とは程遠いものだったのです。
 ヘトヘトになって夕方になりました。夕方にこのアルバイトは終了です。その少し前に、車で迎えに来る社員さんから電話がかかってくると聞いていたのに、約束の時間になっても電話がかかりませんでした。仕方がなくこちらから電話をかけると「ごめん、もう少しかかりそうだから後30分適当に回っといて」と言い放たれ、また廻ることに。はい、さらにサービス残業30分なり。と思いきや、来たのは1時間後。5時間のバイトで、結局2時間のサービス残業です。
 帰りの車では、電話をかけたり、質問の際に電話を受ける、いわゆる指令係みたいな人が助手席に乗っていたのですが、雰囲気が悪かったです。牛乳PRスタッフから質問の電話がかかってきて電話をしているときには丁寧なのに、電話を切った後に「忙しいときに電話かけてくるなよな チッ」と嫌味を言い舌打ちしていました。また、ある方は携帯の契約が切れて、電話が使えないようでした。なんだか嫌な雰囲気だなと思いながら、会社に戻り、1日目の仕事は終了しました。
 さてアルバイト2日目です。この日、おじいちゃんがたまたまくも膜下で倒れて朝大騒ぎになりました。緊急事態なので、アルバイトどころでなく、休ませてほしいという旨の連絡を会社にしました。しかし、会社側は何を勘違いしたのか、辞める電話だと思ったらしいです。先手を打たれた私は話に乗って、気づいた時にはバイトを辞めていました。つまり、そういうバイトだった、ということですね。
何がともあれ、辞めるきっかけをくれて、有難うございます!と今は言いたいです。ちなみに、この後は馬車車のように別のバイトで働き、何とか学費を期日までに納めることができました。楽な仕事にはなかなかあつけない私でした・・・
     (20代女性 楽な仕事と思いきやキツかったアルバイトの体験談)

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