楽すぎる!分譲マンションの受付バイト

私は学生のころ、派遣会社に登録して色々な仕事を経験しました。例えば、お菓子の製造、コンサートスタッフ、受付、キャンギャル、チラシ配り、試食サンプリングなどなど。おそらく30種類くらいの仕事をやったのではないでしょうか。その中で最も楽で暇だったのが、分譲マンションの受付などをするお仕事です。
そのアルバイトを派遣会社から紹介されたとき、マンションの知識が全くなかったので、果たして勤まるのか不安でした。
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しかし、実際に派遣先となる分譲マンションに出向き仕事を始めたところ、あまりに簡単で楽な仕事だったので拍子抜けしました。
都内のとあるマンションの分譲中物件。小さな仮の事務所に社員さんが2名、アルバイトが3名がもともと働いていました。
そこに私が4人目のスタッフとして加わる形でお仕事がスタートしました。
私に課せられた仕事は主に、「電話対応」、「お客様の案内」、「部屋の掃除」でした。このように仕事内容を文字で羅列してみると、まあまあやることがありそうな感じですが、実際は全くそうではありませんでした。
まず「電話対応」ですが、どんな電話が来てもすぐに社員さんにつなぐ。これが決まりでした。電話がきたら「○○不動産 ○○分譲マンション受付です」と応答し、何を言われても「少々お待ちください」と電話をつなぐだけでした。そこではマンションに関する知識も不要でしたし、電話対応でそれ以外のセリフを言ったこともありませんでした。
「お客様の案内」は、こちらもまた簡単なものでした。そもそもマンションについて何も知識もないアルバイトの私にできることは限られています。それをふまえてのこと、エレベーターでお部屋にお客様をお連れしたら「お客様をお連れしました」と社員さんに引き渡すだけでした。
そして、究極的に暇で楽だったのが「部屋の掃除」でした。朝9時に事務所に出勤し、午前中は電話番と案内係をして、午後の3時間は「部屋の掃除」の時間となりました。分譲中の空き部屋50部屋を掃除するわけです。この掃除を本当にきっちりやればむしろ3時間じゃ足りないくらいなのかも知れません。しかし、まだ完成したばかりの新しいマンションで。しかも毎日誰も部屋に入ることなく、ドアもあけることもない空間です。当然のことながら、ごみ一つ落ちていないという状況で全く汚れていませんでした。ですから、掃除をするといってもやってもやらなくても一緒というのが実態でした。
あまりにも暇をもてあましてしまったので社員さんに「部屋はきれいですしベランダを掃除しましょうか?」と聞いてみたことがあったのですが、「ベランダは砂ほこりなど毎日きりがないので入居前に清掃の専門業者さんに依頼しているから掃除しなくていいですよ」との回答でした。
そんなわけで、3時間をどうしたら良いか分からず、廊下を行ったり来たり、またドアを開けたり閉めたり、まったく意味のない行動をしていました(笑)先輩アルバイトの方々は、一つに部屋にこもって昼寝をしたり、携帯をずっといじっていたりして3時間をつぶしていたようです。アルバイト4人はそんな風に暇な時間を過ごしたわけですが、一方の社員さん2名は事務所での電話対応やお客様の案内に追われ本当に大変そうでした。
今まで色々なアルバイトをしてきましたが、こんなに暇で何もさせてもらえないお仕事はありませんでした。一方で時給は1050円とその楽な仕事内容からしたら破格の待遇でした。嬉しい一方で申し訳ない気持ちにもなったアルバイトの日々でした。
      (楽なアルバイトの体験談 40代女性)

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