毎日暇だった市役所での期間限定バイト

私は以前、転職するまでの期間に、地方市役所で期間限定のアルバイトをしたことがあります。採用期間は2か月という短期でした。市役所での配属先は、「商工観光課」という部署でした。採用決定が分かったその時、名前からして「市の観光に関することを扱う部署なのだろう」と漠然とイメージを持ち、自主的にいろいろ市内の観光のことを下調べして出社初日を待ちました。
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地方市役所で働くようになってから一日目。商工観光課の職員は全員で5名いて、そこにアルバイトの私が加わる形となりました。初めての仕事依頼は、とりあえず座ってコピー取りの指示待ちです。
地方市役所はみなさんのんびりされており、よく言えば穏やかな性格の方が多く、アットホームな雰囲気がありました。セカセカした空気感は皆無の職場環境で、アルバイトの私がやることがなくなって手持無沙汰になっていても違和感がありませんでした。
もちろん最初のうちは「何か、やることありませんか?」と上司にあたる正規職員に聞いていました。ところが、返ってくる答えはいつも同じで「仕事があるときには頼むからそれまでは、座っていていいよ」というものでした。どうしてこんなに暇なのにアルバイトを採用したのか不思議だなぁ・・・という感想を抱いたまま、その地方市役所でのアルバイト初日が終了しました。
翌日、ようやく仕事らしい仕事の依頼がやってきました。それは今度、配属先部署が事務局として運営する、市のイベントの準備でした。仕事内容として、参加申し込みされた方のグループごとのゼッケンなどを作るというものでした。大きな画用紙と、紐、ガムテープ、のり、ペンなどを使って作成する、いわゆる工作です。二つ1セットとして配布するものを、30組分弱作成です。メイン担当職員の説明を受けた後に、いつまで仕上げるのかを確認したところ、1か月以上先で、これをアルバイト期間中に仕上げてほしいというものでした。
・・・・
 「え!?1か月以上先ですか!?その指示を聞いたとき、さすがに驚きを隠せませんでした。というのは、のんびり作成しても、二日もあれば丁寧なものが仕上がるのではないかと思ったからです。こんな簡単な仕事のために、わざわざ市役所はアルバイトを雇ったのかと考えると信じられませんでした。
結局、1か月という長い期間を考え、ゆっくり丁寧に作業に取り組みはじめました。とはいえ、民間でのアルバイトをいろいろ経験してきた私は、逆にゆっくり作業するのが苦手で・・手が勝手に動き知らないうちにテキパキ作業をしていました。市役所の職員さんからは途中経過を報告するたびに、褒めちぎられ、結局、二日で作業終了。
更なる驚き発言を耳にすることになりました。「昨年のアルバイトさんよりもはるかに速い作業終了だけれど、仕上がりは丁寧、すばらしいね~」その言葉が真意は、わかりかねますが、5名の職員皆さんに妙に褒められ、何とも変な職場環境に違和感を覚えずにはいられませんでした。
その後は、これといった仕事もなく、コピーを取ったり、書類の簡単なファイルを頼まれたり、テプラを2~3枚作ったり・・。毎日のようにやる仕事がなく、本当に暇で暇で仕方ありませんでした。暇な時間をつぶすのがむしろ大変という不思議な日々を過ごし、ようやく長い長い2か月間のアルバイト期間は終了しました。
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後にも先にも、この市役所でのアルバイトほど、座っているだけのような楽なバイトはないと思います。正規職員の方々も、概ね暇そうでのんびり仕事をしているのが印象的でした。例えば「今日はAccessのテキストに取り組もうと思っています」と宣言してのんびり業務時間内に自己学習をしていたりという環境で・・。そんなこと民間の会社なら絶対に許されないと思います。一方、公務員の皆さんは、のんびりした仕事が普通なのだなぁ・・・と妙に納得しました。私にとっては、暇な時間が多すぎて少々困ったアルバイトでしたが、とにかく楽なアルバイトでなかなか良い経験にもなりました。
  (楽なアルバイトの体験談 30代女性)

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