砂糖袋を眺めているだけの仕事の話

私が経験した仕事の中で1番暇で簡単すぎるアルバイトを紹介したいと思います。それは派遣会社に登録して紹介された食品系工場の1日限りの仕事です。
仕事当日、派遣会社から私も含め、10名ほどの派遣スタッフが工場で集合しました。工場の担当者が数人ごとに人数を分け、次々と仕事が振り分けられていきました。そんな中で私は1人余ってしまいました。
ちなみにその工場には派遣会社を通して何度も派遣されたことがありました。工場内でやった仕事はどの仕事も簡単なものばかりでした。例えば、箱に紅茶のパックをブザーが鳴るまでダンボール詰めるだけの仕事、健康食品の小袋を綺麗に揃えるだけの仕事などなど。「今日はどんな作業をするんだろう?」と思いつつ工場責任者からの指示を待ちました。そして、今までの仕事を超える簡単で楽チンな仕事が待っていたのです。
a1400_000320.jpg
工場責任者に案内されたのは、大きな機械に小袋の砂糖が何列かに並んで流れている部屋でした。
商品が流れてくるレーンの横には椅子が置いてあり、そこに座るように指示られました。
「えーっと。このレーンに流れてくる砂糖袋に万が一、破損や汚れがあったら、手をあげて社員に知らせて
くれるかな?」
「え?それだけでいいんですか?」思わず聞き返しました。「そうだよ。じゃあよろしく」と工場責任者は去っていきました。
そして業務開始時間がやってきました。それからひたすら砂糖の入った袋を眺めるだけの時間が始まりました。砂糖は専用機械によって袋に入れられたものです。当然のことながら、破損や汚れなどはそうそう滅多にあるものではありませんでした。ですから、機械音だけが部屋で響くなか、私はひたすらレーンに流れる袋をぼーっと見ている状態になりました。
数時間後、ようやく1つ、袋が破れかかっている感じの砂糖袋を見つけ手を上げました。しかし、どこにも社員の姿はありません。数分後、戻ってきた社員に破損があったことを伝えると流れていった方へ社員が探しにいく……。という感じになりました。果たして私は必要なのか?と思いました。
そして午前中が終わり、休憩中に隣の部屋で仕事をしていたパートの方とおしゃべりをしました。そのときパートの方は次のように話していました「あの業務は午後が厄介よ!だいたいみんな寝ちゃうから!」その通りでした。午後が始まり1時間程は全然大丈夫だったのですがそのうち急激な眠気が襲ってきました。無意識のうちにうとうとしかけては、ハッとすることを繰り返し。ですから、眠気覚ましに歌を口ずさみながら砂糖袋を見守り続けました。
あまりに簡単で体も動かさない仕事だったので、眠気をこらえるのが大変でした。しかし、なんとか勤務時間まで寝ることなく仕事を終えました。その楽な仕事内容からすると時給も良かったですしとてもいいバイトだと思いました。また、この「砂糖袋を眺めているだけの楽チンすぎる仕事の話」は、家族や友人に話しても驚かれるので良い話の種が出来たとも思います。以降、派遣会社を通してさまざまな仕事をしましたが、これ以上に簡単で暇を持て余した仕事は他にはまだありません。
     (楽な派遣の仕事の体験談 20代女性)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

関連コンテンツ&スポンサーリンク



スポンサーリンク