いじめに苦しんだ私が行き着いたバイト先

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私はいくつかのアルバイトをやってきましたが、仕事内容以上に気になっていたのはいつも人間関係でした。
仕事内容は合っていても、アルバイト同士や上司との人間関係が上手くいっていない場合、多大なストレスを日々感じていたからです。
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例えば、私が高校時代に経験した喫茶店のウエイトレスのアルバイトは、人間関係がうまくいっていませんでした。もともと接客が好きで仕事自体は自分に合っていたのですが、キツイ先輩アルバイトの方に、色々な嫌がらせを受けてたことで地獄のアルバイトと化していたのです。
当時まだ高校生だった私は、いじめられてるのか、指導の一環なのかよくわからず、涙を流しながらその仕打ちの数々に耐えていました。ただ、今から考えてみると明らかにイジメでした。アルバイトをする上で、人間関係が重要だと知った初めての経験でした。私はその喫茶店でのアルバイトを辞めた後、その経験がトラウマになって、数年に渡りアルバイトに応募できなくなりました。
それから2年近い歳月が流れ、私は短大生になっていました。実家を出て一人暮しをするようになったことから、否が応にもアルバイトをせざるをえない状況になりました。高校生の時に味わった地獄のような日々が脳裏をよぎり、あの日々が始まるのかなあ・・?と思うと、追い詰められた気持ちになりました。
そんな私は、次はアルバイト先を慎重に選ぶことにしました。仕事内容や勤務条件だけでなく、「人間関係が楽なアルバイト」を探したのです。考えてみたところ、高校生の時のアルバイトで苦い思いをしたのは、強烈な上下関係があったからでした。バイト先での上下関係は既に出来上がっており、新人は先輩の命令に何でも従わなければならないという暗黙のルールがそこにはあったのです。
そんなことを考えているとき、私はひとつのアイデアを思いつきました。それは、もし上下関係がないアルバイトがあれば、人間関係で苦しむリスクは減るのではないか!?というものでしたそこで、私が目をつけたのがオープニングスタッフ募集です。
オープニングスタッフなら、全員が同時入社ですから、先輩が存在しません。つまり上下関係はないだろうと考えたのです。そして、「 」などアルバイト求人サイトでオープニングスタッフに絞って求人を探し、ある都内にあるカフェにアルバイト先が決まりました。
実際にお店がオープンするまでに数日間ありました。それまでは、オープン準備を皆で協力して行いました。掃除をしたり、仕事の流れを確認したり、皆で新しい空間を作り上げて行くのです。
アルバイト初日、さすがに緊張してアルバイト先のカフェに向かいました。そして一緒に働くアルバイト仲間たちと初対面。
アルバイトスタッフの年齢も様々でしたが、同期入社ということもあり、予想通り、そこには上下関係はありませんでした。最年長者が指揮をとって進めてくれましたが、他のスタッフに高圧的に命令するみたいなことは一切ありませんでした。話す時はもちろん敬語で話しますがガチガチの敬語でも無くフランクな感じの敬語です。お店のオープンまでの行程の中で皆としっかり打ち解ける事ができました。 
以降、無事にカフェはオープンし本格的に仕事が始まりました。仕事をするなかで、忙しくて大変だなと思ったことはありますが、私が一番気にしていた人間関係は楽なままでした。そもそも先輩がいないだけに、いじめられることもないわけです。私はそのアルバイトをすっかり気に入ってしまい、短大卒業まで続けることができました。
人それぞれアルバイトに関して求めることは違っていると思います。時給が高ければそれで良い…と言う方もおられることでしょう。ただ、私の場合、何よりも人間関係が楽であることが、最優先事項でした。そんな私が悩み、試行錯誤した末にたどり着いた、カフェのオープニングスタッフのアルバイトは本当に居心地の良い職場でした。
   (人間関係が楽なアルバイトの体験談 20代女性)

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