ケーキにココアパウダーを振るバイト

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私は以前、大手の洋菓子会社の製造工場で短期バイトをしていたことがあります。その洋菓子製造工場は衛生が徹底していて、服を着替えたり、埃をとったり、社員の人にチェックをうけたり、消毒したり・・とやや面倒でしたが、仕事内容はとても簡単でした。
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具体的には、ベルトコンベアから流れてくるケーキに茶こしでココアパウダーを振りかけるだけの仕事でした。
工場内では、クリームを絞ったり、フルーツをバランスよく置いたりするなど技術を要する作業をしているスタッフもいました。
ただ、短期アルバイトである私にはそういった仕事は回ってくることはありませんでしたね。
とにかく短期バイトの私がやることは、延々とベルトコンベアに流れてくるケーキにココアを振り続ける作業のみ。容器の中のココアパウダーが少なくなってきたら、他のスタッフが容器の中にココアパウダー足してくれます。とにかく特別な技術も必要ありせんでしたし気楽な仕事でした。まあ、厳密に言えば、その場に立っている必要があるので少しだけ足が疲れますが、力仕事は全くありませんでした。
ベルトコンベアーのスピードも速くはなく、作業を焦ってやる必要がない点も気楽に感じる要因でした。また、個人的には、真っ白いクリームの上に褐色のココアパウダーを振って色を変えていく作業はそれなりに面白かったですね。
仕事中こそベルトコンベアーの側から離れることはできませんが、集中力が必要とされないルーチンワークだったので、頭でいろいろなことを考えて時間をつぶしていました。例えば、友達に送るラインの内容を考えたり、昨日観たドラマの内容を反芻したり、今日の晩御飯の献立や手順を考えたり・・。あるいは、今作っているケーキが登場するシーンをいろいろ考えたりして過ごしました。顔は頭巾とマスクで完全に覆っていて目しか出ていないので、思い出し笑いをしてしまってもばれることもなく、お気楽に仕事をやっていました。
仕事の作業内容に関する説明は、その日のアルバイトが開始して最初に指示されるのみだけでした。しかも、簡単で単純な作業ばかりですから、綿密に打ち合わせをすることなんて一切なく、すぐに終わってしまいました。ですから、1日を通して人と喋る必要が基本的に無く、気楽な仕事だなあと毎回感じていました。
                                       (30代女性)

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