トラクター展示場での警備員のユルい一日

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大学生のときに短期でやっていた警備員のアルバイトが楽でした。ある日の警備員の仕事場は、トラクターを展示販売するイベントでした。その仕事内容はイベント会場に設けられている駐車場の入口で車の誘導をするというものでした。
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「トラクターの展示販売」という、イベント自体が一般向けのものではなく、しかも場所が片田舎だったので、来客数は少なかったです。ごく稀に車が出入りする程度で、非常に暇でした。こんなところ警備する意味があるのかな?と疑問に思ったほどです。
その警備員のアルバイトは同じ大学に通う友達と一緒に申し込みました。暇な時間が発生するたびに彼らとただただ話していたものです。というより、勤務時間のほとんどの時間が暇だったので、仕事をしにきたというより、おしゃべりしに来たような感じでした。
警備する場所がバラバラならば、彼らとあまり話せなかったと思いますが、会場の規模が小さいということもあってか、数人がまとめて配置されていました。私が雇用主だったらこんな意味のないことはしないと思います。おそらく、アルバイト警備員の人数を余分に雇いすぎたのではないかと思います。
トラクター展示販売の警備員バイトはとにかく暇で楽なアルバイトでした。さらに、驚かされたのは、休憩時間の長さです。お昼休憩は一定の時間取ってくれますが、さらに「昼寝休憩」というものが設定されていました。昼飯を取ってからさらに2時間、謎のお昼寝タイムに入るのです。寝る場所は警備会社が用意してくれている車中です。特に疲れもなく眠くはありませんでしたが、かといって場所を離れるわけにもいかず・・。スマホもまだギリギリない時代だったので大人しく寝ていました。
嬉しいことに、このお昼寝時間も就業時間に含まれており、しっかり時給が発生していました。今思えば、雇用側が調整下手だっただけとは思いますが・・当時は寝ながらバイト代が出るので「楽なアルバイトにありつけてラッキー!」と嬉しい限りでしたね。ちなみに、私が登録していたその警備会社での仕事は、毎回、警備する現場が違っていました。ですから、ちょっとしたミニ旅行気分で楽しめました。警備する場所は、例えば完成前の高速道路でのイベントやコンサート、サーカスなどがありました。
車が一台もいないまっすぐ伸びた高速道路は地平線や水平線を見た時のような感動がありました。コンサートやサーカスは1日に数回公演を行うのですが、こちらも面白かったですね。はじめはショーを横目で見ているのですが、何回か見ると飽きてきてお客さんの反応を見ては楽しい気分になったものです。サーカスはお客さんを驚かすタイミングがあり、その場合、みんな同じリアクションを取るので特におかしかったです。
今思えば、本当にゆるくて楽なアルバイトを大学生だったときにはいろいろ経験しました。当時、まだ世間知らずの大学生にとって、色々な世界をアルバイトを通して味わえたことは、貴重な機会だったなと思います。
   (楽なアルバイトの体験談 20代男性)

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