マイクロフィルム会社でのアルバイト

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私は大学を卒業後、一旦は就職したものの、とりたい資格がありその勉強をするために退職しました。勉強をしながら、某マイクロフィルム会社でアルバイトをしていたのですが、これがとてもとても暇で楽な仕事でした。
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そのアルバイトは、アルバイト情報誌でたまたま見つけ応募しました。
書類選考や筆記試験、面接があり、本格的な採用試験だったので、最初は能力を求められる堅苦しい仕事なのかなとイメージしていました。
しかし実際に採用となりアルバイトがスタートしてみると、その仕事内容はあまりにも地味作業なので、拍子抜けしてしまいました。
そこまで時間と手間をかけた採用試験が行われたのは、そんな地味な作業でもいいかすぐに嫌にならないかという点を確認する為のものだった様です。
アルバイトとして採用されたのは私のほか女性2名がいました。そのマイクロフィルムの会社での仕事内容は、お役所や大きな病院などに出向き、色々な膨大な紙の資料をマイクロフィルムに変えて保管する為の資料整理を行うというものでした。
ですから通勤するのはその会社ではなく、市の土木事務所や病院などでした。会社担当者は最初に現場を紹介する時と、たまに様子を見に来る程度でした。ですから殆ど毎日アルバイト3人だけで、作業をする感じでした。その仕事内容は簡単なものでした。まずは資料のファイルの中身を要る物と要らない物などに分けます。次にチェックして番号を付け輪ゴムなどでまとめて、最後に段ボール箱の中に順番に入れていく。ただそれだけです。
アルバイトの初日は、様子が分かるまでさすがに緊張しましたが、皆さんと顔合わせをして慣れてくるともう翌日からは、他の2人のアルバイトとも仲良くなって、毎日女3人でベラベラ楽しくお喋りしているだけの様な感じになりました。現地の担当者の人たちも、自分の部下ではないので、厳しい事は言いません。また、資料が保管されている倉庫の横にある、決められた個室で作業するので、ほとんど見にくることもありませんでした。
ですから完全な自由な場で私たちはのんびり作業をすることができたのです。トイレはもちろん、持参したお茶やお菓子も、資料を汚さない限りいつ食べてもいいと許されていましたし、たまに覗きに来てくれる会社の人が、わざわざ差し入れにお菓子を持って来てくれたこともありました。
といっても納期があるだけに仕事の進み具合はチェックされます。ですから私達は休憩時間はちゃんと守り、お喋りしながらも、手は休まず動かしていました。作業自体が単純である上に、必死で急ぐ必要は全くないものだったのでストレスフリーでお仕事を進めることができました。
アルバイトの勤務日は平日の10時~17時でした。昼休みは一時間あり、土日祝は完全に休みでした。こんな簡単で楽な仕事なのに時給は900円と、当時としてはかなり良い待遇のおいしいバイトでした。
働き始めてしばらく経つと、現地の担当の社員たちとも仲良くなり、帰りにカラオケに行ったりもするようになり、本当に和気あいあいといった感じの職場でした。毎日、仕事に行っているというよりは遊びに行っている感覚で、女仲良し3人組で、キャーキャー笑いながら毎日楽しく仕事をしていたのを今になっては懐かしく思い出します。
        (楽なアルバイトの体験談 40代女性)

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