マンションで作業確認チェックバイト

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以前、やっていたアルバイトのなかで一番楽だったのは、新築ホテルやマンションの建築現場での仕事でした。建築現場での仕事と言うとガテン系の肉体労働でキツイイメージを持ちがちかもしれませんが、そのアルバイトは全く違っていました。
仕事場は、完成間近の新築ホテルやマンションでした。新築のホテルやマンションは当然のことながら、建物の中はピカピカで、仕事中にヘルメットをかぶったり作業服を着る機会さえもありませんでした。
その仕事内容ですが、各部屋に設置されているカーテンレールをチェックするというものでした。最終確認ということで、念には念をということで二人一組での作業でした。仲の良い友達と組んでおしゃべりしながら一日掛けてワンフロアすべての部屋のカーテンレールをチェックしました。
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カーテンを取り付けた職人さんが確認しているものを、再度チェックするというわけですから、基本的に外れている事はまずありません。そんな状況のなか、完成前の最終確認ということで、念のため見て回るというのが、この作業確認チェックの仕事内容でした。
このアルバイトが楽な仕事だと感じたのは、仕事内容が簡単というだけではありませんでした。まず、急かされるような仕事ではなくむしろ早く終わらせない方が良いような仕事だったという点です。雇用者からすると、あまりに早く仕事が終わってしまうと、私達に割り振る仕事がなくなってしまい、逆に困ってしまうという事情があったのです。ですから、私達アルバイトスタッフたちは、時間に追われることなく、ゆっくりとチェック作業を行うので十分でした。
その新築ホテルでの仕事は約一カ月ほど続きました。給料は時給制ではなく日給制でした。友達とピカピカのマンショ内を散歩しつつ、時折窓からの眺めを楽しんだり、おしゃべりをしたりしながらチェック作業をするだけ。そんな楽な仕事で給料をもらえるという、まさに夢のような仕事でした。明らかに、今まで経験してきた仕事のなかで、一番楽な仕事でした。
しかも、休憩時間にはコーヒーとおやつが用意されていました。午前、午後にそれぞれ30分近い休憩時間があり、さらにお昼休みは1時間半位もあってお弁当付きでした。申し訳なくなるほどの好待遇でした。
まだオープン前のホテルでしたが、空調はすでに効いていて、汗をかくこともなく汚れる事もありませんでした。早く終わらせようと思えば、おそらく2~3時間で終わってしまうような仕事量でしたが、あまり早くやり過ぎるとチェックできていないと思われるので逆に時間を掛けてゆっくりやっていました。そんな状況ですから、ホテルの部屋に入ると友達と座っておしゃべりする事もしばしば。雇い主も「のんびりやってくれていいよ~。」って言う感じだったので全く緊張感もありませんでした。
ちなみに、新築マンションの場合は作業服を着た作業員の方との共同作業をする場面もありましたが、作業内容は同じく簡単で、今まで建築現場で働いたさまざまな場面を考えてみても、かなり楽な仕事でした。
この楽なアルバイトを通して、キツイイメージがある建築現場での仕事にも、こんな楽な仕事もあるんだということを知りました。以降、仕事が発生した時には前もって雇用主である会社から仕事に呼んでもらえるようになりました。それは、仕事中に休憩時間が長かったこともあり、会社の人とも話す機会も多く、自然と仲良くなり信頼関係が出来上がったことが大きかったと思います。後にも先にもあんな楽な仕事はないと思います。
         (暇で楽なアルバイトの体験談|30代男性)

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