ラーメン屋ホールスタッフは精神的に楽

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私は以前、某ラーメン屋でホールスタッフとしてアルバイトをしていたことがあります。その日々は、しんどかったこともあったものの、最終的には精神的に楽だと感じるアルバイトになりました。
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ラーメン店のホールスタッフの仕事は、基本的に同じ作業の繰り返しです。まずはご来店されたお客様に、人数と喫煙か禁煙かをお尋ねします。その後、お席へご案内し後ほどご注文をお伺いします。後はお料理をお客様の元へとお運びします。他にもたまにレジ打ちやお茶出しをやることもありましたが、そう難しい作業ではありませんでした。
働き始めて大変な仕事だなと思ったのは、「活気づくり」が求められたことでした。私が働いていたラーメン店は学生から主婦の方まで幅広い層の方が働いていましたが、老若男女問わず皆さんパワフルでした。ですから店内はとにかくいつも活気に満ち溢れていていました。お客さんもその活気のなかでおいしくラーメンを食べておられ店は繁盛していました。
そんな私は、人前で大きな声を出したことがなかったので、最初はうまくできませんでした。元気で大きな声で「ありがとうございました」など恥ずかしくて・・。ただ、それは、働き始めの研修期間中に、職場敷地内の駐車場で大通りに向かって声出しの練習があり、徐々にできるようになりました。大通りを行き交う人々は何事かのようにすごい顔で声出しをする私たちの方を不思議そうに見ていました。
研修が終わり、いざ店内で働きはじめた私。しかし、仕事をすぐに覚える事ができませんでしたしお客様からも叱られてしまいました。数日後、私にはこの仕事は向いていないのかもと思い辞めてしまいたいと真剣に思いました。ただ、そんなとき、職場の先輩や同期たちが悩みを聞いてくれ励ましてくれました。
何とか辞めることを踏みとどまった私。そうこうしているうちに、いつの間にか仕事内容を自然と覚えてきて、いつしかとても働きやすい環境が作れていました。その頃には、精神的にも余裕が生まれていました。
そんな私にも働いていくうちに後輩ができ、仕事を教えていく立場にまでなりました。そこでは、自分でも驚いたことに、後輩の仕事の悩み等を聞いて相談に乗ってあげている私がいたことです。後輩たちが成長していく姿を見て、ますます仕事の達成感や楽しさなどを感じるようになっていきました。
最初こそ大変な仕事でしたが、これ程までに楽しみながら成長していける仕事が他にあるのかと思ったほどです。私にとってそのラーメン店でのアルバイトは、人生で初めてのアルバイトだったのですが、沢山の事を学べたと感じています。そこでは、単にラーメン屋のホールスタッフとしての技量だけでなく、社会の常識やマナーまでも学ぶことができました。それらは職場の上司や先輩、同期、お客様まで沢山の方とのかかわりのなかで、自然と身についていきました。
今でも当時教わった事や仲間との達成感を忘れることはありません。怒られたことも喜ばれたこと全てが私の大切な体験です。また、その中で得られた人との繋がりも大きな財産だったと思います。私は今は専業主婦となり、子育てに邁進しています。子供にもいつか、その職場で当時の私が成長したように、学び合える環境のなかで少しずつ成長をしていってもらえたら嬉しいなと思っています。
    (精神的に楽なアルバイトの体験談)

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