交通量調査バイトの楽さは個人差あり

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やっているアルバイトを「楽な仕事」か「辛い仕事」かと思うかは本人の考え方にもよるのかもしれません。先日、交通量調査のアルバイトをやったとき、そんなことをふと思いました。
交通量調査とは、交差点などで車の数を数えるアルバイトです。椅子に座ってひたすら車の台数を数えて、それを1時間ごとに用紙に記録するだけ。「楽なアルバイト」の典型として人気です。
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私は交通量調査のアルバイトを初めてやったとき、「こんな簡単で楽な仕事があるのか!とびっくりしました。仕事内容は簡単ですし、ひとりで作業をするだけに精神的にも楽です。さらに椅子に座っての作業なので疲れることもありません。それでいて、日給は1万円ももらえるので、こんなおいしい仕事ないなと思いました。
ただ、他の交通量調査員のなかには、そう感じていなさそうな人もいました
「しんどいなあ。疲れるよなあ~」
そのような言葉をこぼしている、50代くらいの交通量調査員の人と話をする機会がありました。私はその言葉を聞いて「え?何で?」と思いました。こんなに楽で簡単な仕事はないと思ったからです。
とはいえ、そのおじさん交通量調査員とは初対面の人ですし、「そ、そうですね・・」と愛想笑いで対応しました。ただ、内心は、「こんな簡単で楽でバイト、どこがしんどいんだ!?」と突っ込みたくなりたくなりました。
「ふ~あと8時間もあるな。きついよなあ~」
そんなとき、ついに聞いてしまいました。
「僕は交通量調査って、結構、ラクと思うんですけど、どうなんですかね?今日は気候も涼しいですし」
「ええ?どう考えてもしんどいじゃん。かったるいしさ~」
「どういう点がしんどいんですか?」
「そうだな。とにかくだるいんだよなあ」
「確かに拘束時間は長いですよね。でも、作業も簡単じゃないですか」
「それがしんどいんだよな。退屈っていうかさ。1日長いしさ。まあ金もらえるから仕方なくやってるんだけどね~」
「でも、僕はいろんな車が通って割りと楽しいですけどね。それに、朝は朝日がきれいでしたし」
「君は純粋だなあ。おっちゃんにはそんな心、もうとっくになくなっちまったよ。」
そのおじさん調査員は、前職でリストラに遭った話や酒飲みが高じて奥さんに逃げられた話など語りはじめました。同じアルバイトをしていても、その仕事に対する捉え方は違っているんだなと感じました。
そのおじさん調査員にとっては、暇すぎることがかえって辛いような感じが伝わってきました。それなら、「他のバイトを選べよ!」と突っ込みたくなりますが、他の仕事よりはましだし、ややこしい人間関係がないのは
気に入っているのだとか。
どうせ働くなら、プラスのことを探して働いた方が楽しいような気もしましたが、それは人によってどう考えようが自由なのかもしれません
そんなことを考えつつ、交通量調査の1日は無事に終了。1日限りの短期バイトだったので、日給の1万円を担当者からもらいました。そのおじさん調査員は、次の日も違う場所で、交通量調査バイトをすると話していました。その後ろ姿にはどこか哀愁が漂っていました。
          (楽なアルバイトの体験談 30代男性)

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