個別指導の塾講師は楽なアルバイトだった

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私は大学生の時に色々なアルバイトをやっていました。その中で、自分に合っていて、かつ楽なアルバイトだと感じたのは塾講師のアルバイトでした。塾講師といっても、たくさんの生徒を対象に教える塾講師ではなく、1人から3人ほどの少人数を教える個別指導の塾講師です。
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その仕事形態は家庭教師と極めて似ています。生徒一人一人はやっている課題が違っていて、それぞれの習熟度に合わせた指導をしていきます。ある生徒には問題集を解かせて、しばらくしたら丸付け。間違えた問題に対してはヒントを与えて考えさせます。各自のペースでレベルアップできるように教えていくというのが個別指導のスタイルでした。
集団授業と違って、個別指導の場合、たくさんの生徒に目を行き届かせる必要がありません。その点がとても楽だと感じました。生徒ひとりひとりの理解度を小まめに確かめながら教えれば良いのです。その分、個別指導の塾講師は、集団授業を担当する塾講師よりも時給は安かったですけれども、それでも時給1500円ほどいただいていました。その時給は、コンビニやスーパーでアルバイトをしている友人たちの時給と比べると随分高い金額でした。
ただ、授業はひとコマで1時間半から2時間ほどですから、一コマだけ教えて 自宅と塾を往復するのでは割が合いません。教室長にも評価され、コマ数を多く入れてもらって初めてまとまった稼ぎを得ることができるバイトだと思いました。ですから、あまりコマ数を入れてもらえない講師は、他のバイトと掛け持ちをしていました。
塾講師のアルバイトは、冷暖房の効いた教室で子供相手に勉強しているだけ。その仕事内容から見ると、楽なアルバイトだと思います。ただ、向き不向きが分かれるアルバイトだとも思います。その分岐点となるのは、子供と接するのが好きかどうかでしょう。
私の場合、元々子供の相手をするのが得意だったので、すんなり職場に溶け込むことができました。ただ、人によってはそれができず辞めていくケースもありました。例えば、某超難関大学に在籍していた人は、高い学力を有していたものの、子供の相手をするのが苦手でした。彼は勉強を教えること自体は何の問題もなかったのですが、生徒とうまく打ち解けることができなかったようです。生徒たちからの評判も最悪で、本人もストレスを抱えてしまったようで自ら塾を去っていきました。そういった点を考えたとき、塾講師は、学力も必要ですが、それ以上に生徒と楽しくコミュニケーションをとれることも必要だと思いました。
なお、私がアルバイトをしていた塾では、正社員、契約社員、フリーター、大学生とさまざまな人が塾講師と仕手教えていました。大学生のアルバイトも多かったため、そういった人々とは共通話題も多く自然と仲良くなることができました。
塾講師は受験勉強を通して培ってきた知識や受験テクニック、人生観などを直接活かすことのできる素敵なアルバイトだと私は思います。また、勉強教えることを通して子どもたちの成長を目の当たりにすることができるやりがいのあるアルバイトでもあると思いました。自分が教えている生徒が定期テストで高点数をとったり、志望校に合格してくれた時はこの上ない喜びを感じることもできました。
また、塾講師たるもの、生徒の前では模範的な存在であらねばならないため、自ずと背筋が伸び、成人としての責任感も芽生えたように思います。生徒を教えることによって 塾講師自身も成長することができたのではないかと今になってみれば思います。その経験が就職活動に活きたということは言うまでもありません。
    (楽なアルバイトの体験談 20代男性)

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