常連客にも恵まれた音楽バースタッフバイト

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私は大学生のとき、音楽バーでアルバイトをしていたことがあります。おしゃれでお酒が豊富なバーというよりも、音楽を聴きながらくつろぐことを重視したバーだったので、お酒の種類は多くはありませんでした。
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店内にあるお酒をブレンドしてお客様の好みに合わせて作る事はあったものの、基本的には定番のカクテルや、ビール、瓶のお酒をそのまま提供していました。ですから、覚える事も少なく、アルバイト初日から特にストレスなく働くことができたように思います。
その音楽バーを経営するオーナーは海外の方で、日本語があまり得意ではありませんでした。ですから、アルバイトスタッフである私が、お客様と軽くトークが出来るだけで感謝されていました。そのある意味でのハードルの低さも楽なアルバイトだと感じた要因だったと思います。
その音楽バーは17時~24時の営業でした。音楽がメインのバーという事もあり、専属のDJがいました。
22時をすぎるとお客様でほぼ満席になっていました。音楽を聴きながら軽く体を揺らす事がお客様の楽しみでした。そもそも音楽を聴きに来ている人が多かったので、お酒にこだわる人はほとんどおらず、楽しい雰囲気が漂っていました。
22時過ぎたあたりからはお酒を注文する人も増えました。忙しい時間帯は休憩なくお酒を提供していましたが、注文をうけてカウンターから出すだけだったので、きついと感じたこともありませんでした。
一方、17時~22時はカウンターへ座ってのんびりお酒を飲んでいるお客様ばかりでした。注文も少なく、私たちアルバイトスタッフは暇で暇で(笑)仕事がとにかく楽でした。その暇な時間帯は、1時間に4~5人くらいのお客様が2~3杯飲むだけだったでしょうか。非常に暇でした。
カウンター内で注文が入るまで立って仕事をしているため、たまに話しかけられることもありました。常連客とは顔なじみになるため、ミスをこちらがしてもクレームを言われる事もなく、温厚にすごせました。そのように、音楽バーでのアルバイトは、精神的に楽なアルバイトでもあったのです。
オーナーが海外の方であることもあって、日本によくありがちなバーとは少し雰囲気が違っていました。例えば、アルバイトスタッフもお客様からチップをよくもらっていました。月によってはチップの金額が基本給以上ありうれしかったのを覚えています。
その音楽バーは、お酒のほかに入場するのにエントランス料を頂いていました。そういう敷居の高さがある程度あったこともあってか、たちの悪い酔っぱらいが来る事もなく、おのおの自由に良い雰囲気で過ごせたのも良かったです。


オーナーが海外の人ということもあってか、色々な国の方がアルバイトに来ていました。そこでは日本独特の上下関係もほとんどなく、アルバイト同士非常にフレンドリーで、みんな仲が良かったです。
英語を勉強したいという理由でアルバイトに入る人がいたり、逆に日本語を覚えたいからと働いてる学生がいたり、ただただ音楽が好きだからここのバーにしたという人がいたり。そのように、単にお金を稼ぐだけが目的ではない人が多かったのも面白かったですね。それぞれが各々の夢を自由に語りながら目を輝かせながらアルバイトに励んでいる。そんな明るい雰囲気のお店だったので働きやすかったです。
ちなみにその音楽バーは東京都内にあり、ダンスクラブと言われるようなお店や、高級なバーが多いエリアの中に立っています。その中間的な雰囲気のお店であったのも、いろんな客層が集まっていた要因かもしれません。常連さんも数多くおられました。アルバイトほか従業員は男女半々ぐらいでした。アルバイト仲間や常連のお客様とは、アルバイトをやめた今でも仲良く交流をしています。
バーでのアルバイトと聞くと、お酒に詳しくないと勤まらないのでは?と当初はイメージを持っていました。もちろん詳しいに越したことはないのですが、実際にアルバイトをしてみてそうでもないことが分かりました。当時はまだ年齢が若くて何も知らなかったのですが、良いアルバイトに出会うことができ本当によかったと思います。
   (楽なアルバイトの体験談 20代女性)

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