引きこもりの私にもできた交通量調査バイト

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私が今までのバイト生活の中で、一番楽な仕事だと思ったのは、交通量調査の短期バイトです。
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前職(営業職)で上司からパワハラを受けた私は、鬱状態になり、退職後、半年以上に渡って引きこもりの日々を送っていました。社会復帰したくても、前職での辛い日々がトラウマとなって、家から出る気力が湧いてきませんでした。
そんなとき、SNSで交流している友達が「交通量調査のバイトならできるんじゃないかな?」とメールで教えてくれたのがきっかけで、交通量調査のアルバイトを知ることになりました。
交通量調査のアルバイトは、簡単にいえば、車の台数を数えてそれを記録するという仕事です。調査対象となる道路に、どんな車種の車が何台くらい走っているかを調べることで、今後の道路工事計画につなげていくそうです。1日限りの短期バイトとして募集されていることがほとんどです。アルバイト雑誌にも時々掲載されていますが「  」など求人サイトは求人情報が即時反映されるので便利です。
交通量調査の未経験者は、事前に簡単な研修(説明会)があり、それに参加した後に本番にのぞむことになります。交通量調査の当日は早朝に集まって現場に移動するか、現場が遠隔地なら深夜に集合して現場監督が車で無料送迎してくれていました。
交通量調査のアルバイトを初めてやった日は、最初は「引きこもりでもできるかなあ・・?」とかなり緊張していました。キツイ作業だったらどうしよう・・ミスをして叱られたらどうしよう・・みたいに考えていたのです。ところが、そんな不安はすぐに吹き飛んでしまいました。仕事内容がとにかく簡単で、煩わしい人間関係など皆無だったからです。
交通量調査の仕事の内容は、当日指示された調査ポイントで、道路を通る車の台数をカウンターを使って数えるというものでした。そして1時間経過したらその台数を記録用紙に記入します。それを1日を通してやっていくのです。頭を使う必要もなければ、椅子に座っての作業なので体力も使いません。あまりに簡単でラクすぎて、「これだけでいいんですか?」と現場監督の人に真顔で聞き返したほどです。
しかも、2時間調査をしたら1時間も休憩があるんです。これにも驚きました。休憩時間はどう過ごそうが自由で、5分前くらいに調査ポイントに戻ってくればOKという感じでした。ですから、近くの公園のベンチで本を読んだりスマホをいじって過ごしましたが、何だか申し訳ないような気分になったものです。
あと、引きこもりの私にとって一番の心配事が、バイト仲間との人間関係・コミュニケーションでしたが、こちらも全く問題ありませんでした。休憩で交代するときにバイト仲間と少し会話をする機会はありますが、あまりにまったりした雰囲気で拍子抜けしたのを覚えています。
「車の数、減りましたねえ」
「はあ~眠いですねえ~」
「どっか休憩するところありました?」
「はい。その角曲がったら公園ありましたよ。」
「ありがとうございます。散歩でもしてきます」
みたいな感じでした。前職では上司から朝から晩まで怒鳴り散らされていたので、冗談なしに「ここは天国か?」と思ったほどです。交通量調査のアルバイトは拘束時間こそ長いですが、そんな感じで、まったりとした平和な一日を過ごせたので全く疲れることもありませんでした。
調査時間が終ったら、後片付けをして、給料の支給があります。交通量調査のアルバイトは日雇いなのでその場で日給をもらえることがほとんどでした。その金額は意外と高く日給8000円ほどありました。その楽な仕事内容からしたら割りがよく満足感に浸っていたものです。
私はそれから交通量調査のアルバイトが気に入ってしまい30回ほど交通量調査バイトをやりました。最初は「 」で求人を探して応募しましたが、2回目以降は、調査会社から直接メールか電話で仕事案内をいただけるようになりました。その日々のなかで、大雨が降った日と、気温が冷え込んだ日はさすがに辛いと思いましたが、人間関係や体力面で辛いと思ったことは1度もありませんでした。
ちなみに、そんなまったりした日々が功を奏したのか精神的に少しずつ元気が回復してきて、それから数か月後、私は社会復帰することができました。今は、小さな会社で事務員として働いています。さすがに交通量調査のアルバイトよりはやることも多くしんどいですが、がんばれそうだと感じています。
    (楽なアルバイトの体験談 30代男性)

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