暇すぎた大学病院受付業務

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以前私は派遣会社を通して、病院で働いていたことがあります。その派遣先のなかで大学病院のインプラント科に派遣されたことがあるのですが、本当に暇で楽な仕事でした。
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歯科といえば忙しそうなイメージがあるかもしれませんが、インプラント科は違っていました。なぜなら、インプラント自体高額な医療費がかかることもあって、患者さんの数がとても少なかったからです。しかも、基本的にお金持ちの患者さんが多いこともあってから、インプラント科は他の診察室よりもVIP感が演出されていて居心地がよかったです。奥の個室に診察室があり、その手前にあるインプラント科受付にて私は一人で仕事をしていました。
先生は二人いらっしゃって、歯科衛生士さんが専属で二人ついていました。初診の患者さん一人につき1時間以上の時間をかけて、じっくり検査やら診断をしていたので、一日の患者数は他の診療科に比べて格段に少ない状況でした。
しかもインプラント科は完全予約制でしたので、飛び込みで来る患者さんもおらず、不測の事態に対応する慌ただしさとは無縁の場でした。午後となると、先生や歯科衛生士さんはインプラント手術のために別の
手術用の部屋へ行ってしまいます。一方の私はというと・・午後の受付では、ひとりぽつんと受付で待機をしている状況でした。患者さんが来ればもちろん対応するわけですが 患者さんもほとんどいらっしゃらないため、受付がする仕事といえば何もありませんでした。あまりに暇すぎて暇すぎて・・いつも睡魔とたたかっていましたね。
この大学病院のインプラント科に派遣されて間もない頃は、午後の暇な時間は、カルテ整理をしていました。ただ、毎日やっていると慣れてきて、すぐ整理し終わるようになってしまいました。次はパソコンで昔の患者さんのデータを整理する作業もやってみたのですが、それも数日間で終わってしまいました。予約の電話もそう頻繁にはかかってきませんし、探してもやる仕事が何もなく、一体何をしたらいいのか困り果ててしまいました。



しかも夏は冷房がガンガンに効いているので、寒くてたまりません。真夏にカーディガンを羽織り、ひざ掛けまでしていましたが、冷え性がひどくなってしまいました。結局、午後の手術中は受付に一人ということもあり、暇つぶしがてら、仕方なく本を読んで時間をつぶすようになりました。他の課の同じ派遣の子は忙しそうにしているのに、なんだか申し訳なかったです。ただ、私がそんなに暇していることに気づいている人はほとんどいなかったです。なんせ、病院の一番奥に受付があったのですから・・。
私が常駐していた受付は、インプラント科に用がない限り来る人も誰もいなかったです。雑誌を読んでいても全然ばれることはないでしょうし、何なら寝ていても大丈夫だったでしょう。さすがにそれはしませんでしたが、椅子に座ったままウトウトするのはよくありました。
あと、私はなぜか他の診療科の先生に気に入られていたようで、差し入れと言ってお菓子を何度か貰ったことがありました。また、会社を経営しているダンディな患者さんからは縁談の話を持ちかけられたこともありました。歯科衛生士さんがやんわりと断ってくれましたが、今となってはもったいことをしたかもと思ったりもします。私は今まで派遣でいくつかの会社へ行きましたが、このインプラント科での受付業務ほど楽なお仕事はなかったです。午後はいつも自由時間と同じようなものでしたから、本当に楽チンでした。
                      (暇で楽な派遣の仕事体験談 20代女性)

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