暇で自由すぎる居酒屋でのアルバイト

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私が以前働いていた居酒屋は、2階建ての商業施設に入っており、様々なジャンルのお店に囲まれ立っていました。
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昼はたくさんのお客様がこの商業施設に来て、大変にぎわっているのですが、夜8時となると1階の全ての店舗が閉まってしまいお客さんの数も一気に少なくなります。
8時以降も開いているといえば、私がアルバイトをしていたその居酒屋を含め、2階にある食べ物屋さん3軒のみでした。
入口も大きな自動ドアではなく、その横にある従業員入口のような小さな扉。1階の明かりはすべて消えてしまっていて、シャッターが下ろされているので、ホントに営業しているの?と思ってしまうような感じのお店でした。現に、地元の友達に「あんなところに居酒屋あったの!?」と驚かれるほど、そんな目立たないお店でした。
地元の人でも営業していることを知らないような居酒屋だっただけに、お客さんの入りはかなり少ない状態でした。夜6時オープンで、0時の閉店までお客さんが一人も来ないなんてこともよくありました。
そんな目立たない暇な居酒屋で私はアルバイトをしていたわけですが、お客さんが来ない日は、当然のことながら、とても暇になっていました。
そんな居酒屋だったのに、なぜか社員が3人とアルバイト1~2人と、スタッフの数だけは充実していました。
私はホール業務担当でしたので、お客さんからオーダーを取って、料理を運び、帰られたら片づけをするのみ!オーダーは聞いたものを簡単に手書きするだけで、洗い物は食洗器に入れるだけ!・・・と、何も頭を使うことがありませんでした。
また、会計に携わるのは社員だけという決まりがあったので、アルバイトの私はややこしいレジ作業など覚えることもありませんでした。
ドリンクについてはカクテルなどアルコール類は社員が作り、アルバイトはお水とソフトドリンクを注ぐのみというように分担が決まっていました。こちらも流れに身を任せればOK!という感じの簡単な作業でした。
お客さんが来ない日は、キッチン担当の社員が作ったものをつまんだり、勝手にカクテルを作ったり、アイスバーのアイスを勝手に食べたりと・・自由すぎる雰囲気でした。もちろんやるべき仕事はきっちりとやるわけですが、全て終わってしまい、あまりに暇なときは、トランプをして遊んだりマンガを読んでいたりしていたこともしてました。
ある日は、新作で出す料理の試食をして、お酒を飲んで帰っただけという日もありました。それだけでお金がもらえたので今考えればありえない仕事でした。いらっしゃるお客さんもほぼ常連だったこともあり、すごく可愛がっていただき、来店するたびに差し入れを頂いたりしていました。今考えても、とても暇で楽な仕事でした。
     (楽なアルバイトの体験談 20代女性)

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