楽だった事務手伝いのアルバイト

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大学生の時、知人の紹介である菓子店を営むご家庭で、家庭教師のアルバイトをしたことがありました。その家庭教師のアルバイトは大学卒業までさせていただいたのですが、とても楽なものでした。
その後、私が就職・結婚し主婦になった私に、またそのお家から声がかかりました。そのときは家庭教師をまたすることもないのにな、と思っていたのすが、話を聞くと、洋菓子の販売や事務作業などを手伝ってくれないかというものでした。
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私は主婦になってからというもの時間がありましたし、そのお宅には長年家庭教師で出入りしていて慣れていましたので、二つ返事でその案件を引き受けました。
親御さんはとてもゆったりとした優しい方々だったので、精神的にも難しいことはないだろうと予想してのことでした。
実際、働き始めてからも、こんなに楽でいいのかなと思うような日々でした。また、一パートの私に対して、昔のよしみなのか、皆さん、先生、先生と呼びかけるのです。もう家庭教師ではないし、雇っていただいているので先生は止めてください、名前で結構ですよと申し上げたのですが・・今度は下の名前に先生をつけて呼んでくださるものですから、恐縮してしまいました。
奥様は数字にあまり強くない方で、どうも経理の処理があまり得意でないようでした。もちろん専門の税理士さんなどは外注されていたのでしょうが、日々の売上や数字の管理などを私にやってもらいたかったみたいです。
私は帳簿をつけたこともなくできるか心配だったのですが、やってみたらすぐに仕事に慣れるようになりました。また、経理に詳しい方も長年雇われていて、私はその方のお手伝いをしたり、おしゃべりをしてお相手をすれば良いとのことだったようです。
こんなのんびりした、精神的にも楽な仕事で大丈夫なのか、お役に立てているのか何度も確かめたのですが、それで良かったようです。私がお店の裏に入るだけでもそのご家庭のお嬢さんが喜ぶし、お店の経営に興味を持ってくれるから有り難いといってくださりました。
お嬢さんは、お家を出て働いた経験がなかったものですから、ごあいさつの仕方など本当に基本的な事は教えて差し上げました。
気持ちよく働けるのはもちろん、働きにきてくださって有難うという態度で接してくださるものですから、楽すぎて困ったような嬉しいような、何だか変わった職場環境でした。
                                     (30代女性)

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