楽で一石二鳥だった学校案内バイト

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私は学生時代から社会人2~3年目くらいまで、夏休みは母校の学校案内のアルバイトをしていました。そのアルバイトはとても楽なものでした。
私の母校は、いわゆるスポーツ校で年間を通して入学希望者が親御様とともに学校見学に訪れていました。そんな入学希望者や親御様がいらっしゃる機会が最も多いのは1年のなかでも夏休みでした。そこで、学校は夏休みに学校案内をするアルバイトを何人か雇っていたのでした。
とても田舎で、山を切り開いてつくったわが母校は、学生生活を通してすべての施設に行く機会がないほど広く、いくつもの施設を有しています。私たち学校案内のアルバイトは、お越しになった入学希望者と親御様を次々と校内の施設へお連れするわけです。ただ、私は学生時代はバイトに明け暮れていたため、学校内の施設についてあまり詳しくなく、唯一、誇れる知識と言えば、最短の近道くらいでした。
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そのため、その学校案内のアルバイトが決まる直前には、学内ではどういうクラブが人気で、そのクラブに入りたい入学希望者は、どの施設に連れていったらいいかリサーチしその関連施設をまず覚えることをやりました。
また、アルバイト用に渡されたマニュアルには、必ず連れていかないといけない教室や施設があるのですが、それ以外にも、面白い施設はないか、穴場スポットを自分なりにリサーチ。実際にアルバイトがはじまってからそういったスポットも案内していました。
例えば、マニュアルには、英文科コースの各ブースで仕切られた机がある視聴覚教室を案内することが必須となっています。ただ、わざわざ学校を見に来て他の学校と比較検討するような入学希望者は、スポーツを専門的にやる人が多いため、それだけでなく希望するクラブで利用する運動場なども案内しました。
またそこでは、最短で学食に向かうならこの道が近いですとか、学食を上手く活用する方法、疲れた時の休憩場所など、入学希望者の立場に立って案内するようにしていました。
そういったことをいろいろ事前にリサーチし考えるのは、少々時間と手間がかかりました。しかし、実際アルバイトが始まってみると、誰も来ない日も結構あるほど暇な時間が多かったのです。そんな日は終日待機となり、待機中、爆睡してしまうほど時間はたっぷりありました。
この学校案内のアルバイトのおかげで、母校のことにさらに詳しくなりましたし、楽にお金を稼げたので、私にとっては一石二鳥といえる最高のアルバイトでした。
                                    (40代女性)

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