楽で暇すぎた願書受付の短期バイト

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今までしたアルバイトのなかで楽で暇すぎる仕事と言えば、願書受付の短期バイトのことを思い出します。その「願書受付の短期バイト」は建築系資格の願書受付をする3日間のアルバイトでした。仕事場となる資格試験の会場が自宅から徒歩5分の公共施設内ということと、時給が地方にしては高額のの1100円もあったことが決め手となり即応募しました。
アルバイト期間の3日間は平日ということもあってか、応募者が少なかったようで、簡単な面接のみで即採用されました。アルバイトが始まる数日前、数時間の研修がありました。指定された会議室に行くと私の他に、もう一人アルバイトが来ていました。2人で3日間働いてもらいますと説明があり研修がスタート。研修では、当日の業務内容や段取りに関して学びました。その仕事内容は、受験生から願書を受け取り、必要書類が揃っているか確認するという簡単そうなものでした。受付業務というと、細かい不備を確認したり、その場で訂正を依頼したりするなど細かいチェックが必要な仕事だと想像していただけに、拍子抜けしてしまいました。
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それでも、受験生が殺到すれば、大変な作業になるだろうという想像ができ、覚悟して当日を迎えました。
アルバイト初日、私たち2人は受付に座っていざ勤務スタート。
願書受付開始時間である朝9時に合わせ、早速、受験者が2名訪れました。
封筒の中に、指定された3枚の書類が入っているかチェックしそれで作業は終了。受験者の方も、「確認はこれだけ?」と困惑しているように見えたほど簡単な確認作業でした。
はっきり言って、「こんなものか。意外と楽勝だな」というのがその時の感想でした。しかし、これが多人数となり行列ができるとなると、スピードと手際の良さを求められるわけでそう容易くはないだろうなと思いました。中には「早くしろ!」とイライラして怒鳴ってくる受験者もいるかもしれません。そういう状況になったら大変だろうなあと覚悟をしたのでした。
しかし・・願書受付開始時間である朝9時に2名が願書を受け取って以来、待てど暮らせど受験者は現れなかったのです。3人目の受験者が来たのは何と正午近く。3時間くらい誰も来なかったということになります。
私のお昼休み休憩は12時30分から1時間でした。その間はもうひとりのアルバイトの人が1人で対応して、13時30分から14時30分の1時間はは私が1人で対応するという感じになりました。午前中の様子を見ていたら大丈夫かなと思いましたが、万が一昼過ぎに受験者が増えてきたら大変という気持ちがあり、昼休み休憩が終わる15分ほど早めに戻りました。しかし、その間ひとりで受付をしていたもう一人のアルバイトの方に聞くと、誰も来なかったとのことでした。
結局、アルバイト初日、願書を持参した受験者は計2人でした。つまり、朝9時から勤務終了時間までやってきた受験者は誰もいなかったということです。このような調子で暇すぎる時間がただ過ぎていき、2日目は3名、最終日の3日目は1名しか、受付に現れませんでした。3日間のトータルはたったの6名というギャグマンガの落ちのような結果に私たちは苦笑し合うしかありませんでした。仕事をしに来たというより、おしゃべりをしに来たような3日間だったからです。
元々受験者数の少ない資格だったのか、私が住んでいる地区だからこそ起きた事象なのかは不明ですが楽を通り越して、あまりに暇すぎました。勤務時間のほとんどは、やる仕事がないわけですから、もう一人のアルバイトの方とずっと雑談をして過ごしました。最終日に至っては、お昼の休憩の際に自宅に戻り、自宅で昼食を食べる精神的余裕さえもありました。こんなに楽にお金が稼げる機会は、生きていてもうそうないんじゃないかなと思います。
                           (暇で楽な仕事の体験談 20代女性)

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