渋滞長調査のアルバイトは衝撃的にラク

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私が今までやったアルバイトのなかで「これは楽だな!」と思ったのは、渋滞長調査の激短アルバイトでした。

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渋滞長調査とは、その言葉の通り、渋滞の長さを計測する調査のことです。
その調査をふまえて、国土交通省や市町村が信号や道路などインフラ整備を行うのとか。
私は渋滞長調査のアルバイトを、アルバイト求人サイトで見つけました。1日のみの激短バイトで応募先に電話をすると、先着順らしく「では説明会に来てください」といわれました。
調査の前日に説明会があり、マニュアルをもとにひととおり渋滞長調査のイロハを学ぶことができました。調査参加者は15人ほどで全員男性、20代~60代くらいと年齢幅は大きかったです。
いよいよ渋滞長調査の当日、私たちは指定された集合場所に朝6時に集合しました。点呼の後、数台のハイエースに分乗して、3人ごとに配置場所となる交差点で降りていきました。
調査時間は朝7時~19時まででした。ヘルメットに腕章、チョッキを身にまとい交差点が見える歩道にスタンバイします。そのとき、調査会社の担当者から現地の地図のコピーが手渡され簡単に説明がありました。
「これがこの交差点付近の地図です。渋滞の長さはこの地図を目安に計ってください。あと、乗用車は1台5mで数えてくれればOKです。」
距離はアバウトで良いらしく、10m単位で記入するようになっていました。
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そうこうしているうちに、7時になり渋滞長調査がスタート。
研修で習ったことを思い出しながら、秒単位で合わせてきた腕時計とにらめっこをして信号が赤になるのを待ちます。
渋滞長調査ではまず「滞留長」というものを計測しました。信号が赤になったら車が停車して信号の後ろにつづいていくわけですが、どこまで車が続いているかの長さ(滞留長)を計るのです。
渡された地図をもとに10mごとの大まかな長さを用紙に記入。そこでは最後尾の車(車Aとします)に注目しておきます。
しばらくすると、信号が赤から青に変わります。すると車が一斉に発進して交差点の信号をどんどん通過していきます。
しばらくすると信号が青、黄色、そして赤へと変わります。赤になった時点で、車Aがどこまで進んだかを確認します。
信号を既に通過していれば、渋滞はしていないということで「渋滞長=0m」と用紙に記入します。
しかし、もし信号を通過できずに停車したら、信号まであとどれくらいの距離なのかを「渋滞長=50m」みたいな形で記入します。
あとは、信号が青になった時刻と、車Aが信号を通過した時刻も記入します。
もし渋滞長が発生した場合、考えられる原因(大型車が多いからなど)を選択肢から選んで記入します。
文章で書けば、なんだか難しそうな作業に思われるかもしれませんが、実際にやってみると、渋滞長調査はあくびが出るほど簡単で楽な仕事でした。
なんせ歩道を1人でうろうろしながら、車の列を確認すればいいだけですから。そこでは体力を使うこともありませんし、煩わしい人間関係とも無縁でした。
渋滞長調査では、2時間調査するごとに1時間の休憩時間もありました。それだけでも十分休めましたが、渋滞長を計測するのは何と10分に1回だけ!
信号は赤→青→赤と約3分ごとに変わっていったので、残りの7分はやることがなくて暇になってしまいました。歩道を意味もなく歩いたり考え事をしたりしながら過ごしました。
ちなみに、数多く渋滞長調査をやってきたという人が話していたことですが、私がその日にやった渋滞長調査はかなり大変な部類だったそうです。
というのは、案件によっては、1時間に1回だけ渋滞長を計ればいいというケースもあるのだとか。
そうなると、1時間のうち57分くらいが暇な時間になってしまうということなのでしょうか・・?
それで計算したら、12時間の拘束時間のうち、実働時間は24分!?想像しただけで笑いがこみ上げてきそうです。
普段、体力も神経も使うサービス業の仕事をしていた私にとって、渋滞長調査のアルバイトは衝撃を受けるほど楽な仕事でした。
しかも日給は1万円と日払いでもらえ、その楽すぎる仕事内容からすると割が良すぎる金額でした。
世の中には楽な仕事があるものだなあと、何だか不思議な感覚に包まれた1日でした。
    (楽なアルバイトの体験談 30代男性)

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