渋滞長調査バイトは暇が多くて意外と楽

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私が「意外と楽なバイトだな」と思ったのは、渋滞長調査員のアルバイトです。渋滞長調査は、国道などで車道の渋滞具合を調査する仕事で、交通量調査と一括募集されていることが多いです。
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調査ポイントも同じなので、事前説明会では、交通量調査、渋滞長調査の両方の説明を受けることになります。ただ仕事内容は全く違っています。交通量調査が車の台数を数えて記録するだけなのに対し、渋滞長調査は「滞留長」「捌け残り」みたいな小難しい専門用語も出てきます。
そんなこともあってか、渋滞長調査は敬遠される傾向にあります。実際のところ、調査当日の朝に、どちらをやるか割り振りが決まるのですが、じゃんけんで負けた人が渋滞長調査をやることになりました。
そんなある日、私はじゃんけんに負け、初めて渋滞長調査を担当することになりました。「今日も交通量調査で楽に稼ごう」と思っていただけに「大変なことになった・・」と思いました。小難しいことが書かれたマニュアルを調査時間開始になるまで再度読み備えました。
渋滞長調査は、指定された交差点からの距離が記された現地地図をもとに進めます。交差点には信号があります、その信号が青から赤になったら、交差点の後ろに車がどんどん列を成して連なっていくわけです。それをチェックし、どこまで車の列が連なるのか、交差点からの距離(滞留長)をまず記録。そして、青信号になったら一斉に車が動き始めますので、その時刻をメモして、最後尾の車の様子を観察しておきます。
特に道路が渋滞していなければ、次の赤信号までにその車は交差点を通過することでしょう。通過したらその通過時間を記録し、そのときは渋滞していないということで渋滞長は0mと記録します。
一方、道路が渋滞していたら再び赤信号で停まってしまうこともあるかもしれません。その場合、停まった地点と交差点の距離(渋滞長)をメモし、次はその車が交差点を通過するまで観察し、通過した時間を記録します・・。
渋滞長調査の仕事内容は大体こういった感じです。この一連の作業の繰り返していくのです。ですから、交通量調査のように一か所に椅子で座っているのではなく、歩道を行ったり来たりしながら調査を行うということになります。
私は渋滞長調査バイトをやってみて、正直なところ最初の30分くらいは戸惑いました。ただ終ってみて思ったことは、「意外と楽なアルバイト」だなということでした。その理由は主に2点あります。
1つ目の理由は、暇な時間が多いということです。というのは、調査は10分に一回すればいいということになっているのです。車道が渋滞していないときは、信号が赤から青になって車が交差点を通過するまでに30秒くらいです。時刻など記録することを含めても90秒くらいでできてしまいます。となると10分のうち8分30秒は何もすることがない暇な時間ということになるのです。調査員仕様の腕章やチョッキを身に着けている以上、座り込んだり飲食をしたりスマホをいじったりすることは厳禁。ただ、あとは自由です。ボーっとするなり付近を意味もなく散歩して暇つぶしをしてOKなので楽だと感じました。
ちなみに、ある初老の調査員はじゃんけんの輪に加わらず、自ら率先して渋滞長調査を志願していました。その人曰く「渋滞長をやらないなんてさ、みんな、食わず嫌いなんだよね」とのこと。話を聞いてみると、渋滞長調査は一見すると小難しそうに見えるからみんなやりたがらないけれど、何度かやってみたら交通量調査より楽だということでした。典型的な事例は、調査ポイントが交通量の少ない田舎道の調査。そんなときは、1時間に1度調査をすればいいなんて案件もたまにあったりするのだとか。ということは、その道が渋滞していなければ1時間のうち実働時間は1分30秒くらいで残り58分30秒は暇な時間ということになるわけです。さすがにそこまで暇な時間が長かったら逆に退屈で困るような気もしますが・・話を聞いてみて、本当に楽なアルバイトだなと思いました。
理由の2つ目は、戸惑うのは最初だけで、作業自体、簡単な単純作業にすぎないということです。よほど渋滞する車道を担当しない限り、基本的に同じことの繰り返しにすぎません。頭を使う場面も皆無ですし。青信号になる時間などうっかりチェックし忘れがなければよいだけの簡単な仕事だと思います。また、朝と夜のラッシュ時は車の数は少々多めであっても、基本的にはそれ以外は、交差点の後ろに数台しか車が連ならないことがほとんど。そんなときは、交差点の付近からぱっと見ただけで滞留長など把握できるのでラクだなと感じました。
以上のように、渋滞長調査バイトは意外と楽なアルバイトでした。交通量調査も楽なアルバイトですが、それに隠れた渋滞長調査も穴場かも。ぜひチェックしてみてください。
     (楽なアルバイトの体験談 30代男性)

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