1人勤務のアパレル店店員バイトは楽

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過去に経験したアルバイトの中で一番楽なバイトだと思ったのは、高校生のときにやっていたアパレル店店員の仕事です。
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アパレル店の店員といえば「立ち仕事」「長時間」という大変なイメージをもたれがちです。ただ、私の勤めていたお店の場合、「お客さんが店内にいないときは座っていてOK」「1日3時間のみの勤務」「店員は自分ひとりだけ」というゆる~い最高の職場環境にありました。
オーナーは夕方まで勤務し、その後私がアパレル店に出勤したら交代というシフトでした。他のアルバイトスタッフと同じシフトになることもなかったので、人間関係が楽で働きやすかったです。唯一コミュニケーションをとるオーナーとも、交代のとき数分程度会話をするくらいでした。あとはお店を閉める前にオーナーが経営しているお店へ、当日の売り上げの電話をするのみでした。
そのアパレル店は、立地条件もよくなく売上はほぼ毎日ゼロの状態でした。売れる売れない以前に、来店数も1週間に数人という状況でした。ですから、店員といっても、実質的には留守番のようなものでした。店を開けている時間帯も暇でしたし、お店を閉めてからの仕事も特になく暇でした。私はそのアパレル店では、3時間勤務で働いていたのですが、その勤務時間中にやることとといえば洋服を畳むことと、レジ打ちくらいのものでした。レジ打ちに関しては商品が売れたときくらいしかやることがなく、洋服を畳む作業が終わればあとは椅子に座っているという状態でした。
友達や当時付き合っていた人が時々、お店に遊びに来てくれていました。そんなときは、ずっとおしゃべりをしていて、仕事いうよりはプライベートな感じの時間でした。オーナーからお土産にもらったお菓子を奥で食べながら閉店までずっと喋っていたこともありました。
また、高校3年生になると大学受験を控えていたため、バイト先では受験勉強をしていたことも結構ありました。その時期はアルバイトに行くというよりは勉強をするためにお店に行くという感じに近かったですね。
オーナーはあまり細かくない人で、「お客さんが来た時以外はどう過ごそうが自由だから」みたいな感じで言ってくれていました。むしろ、勤務時間に受験勉強をすることをむしろ応援してくれていました。勤務時間中に店に寄られることもたまにあったのですが「お!勉強がんばってるねえ。優秀優秀!」みたいに言ってくれていました。そんな人間関係が楽なバイトだっただけに、ストレスがたまることは一切ありませんでした。
一人だけの空間だけに、お家にいるよりも図書館などに行くよりもずっと快適で勉強もはかどりました。このおアパレル店でアルバイトで勉強もしながら同時に大学に行くための資金を稼ぐことも出来ました。ちなみに、わたしがこのアパレル店でのアルバイト中、一番好きだったことは好きな音楽が店内で聞けて、DVDも見れたことです。毎日好きな音楽をかけ、海外のmusic videoを流していましたね。
当時は高校の部活動でダンスをやっていたので、試着室の鏡を前でダンスの練習をするのもしばしば。もちろん服装も髪型も自由なので、勤務時間中にメイクアップをし、店を閉めたら友達と遊びになんてこともありました。
あと、そのアパレル店で働くスタッフの特典として、お店で販売している洋服を卸価格で購入できるというものがありました。オシャレ好きの女の子にとって、好きな洋服も安く手に入れられるというのはとてもうれしいことだったりしました。誕生日にはプレゼントとしてオーナーが服を買ってくれることもありました。そのアパレル店で扱っている商品は、日本ではなかなか手に入らないものも多かったですがそれをいち早く・さらに安くゲットできうれしかったですね。
私は高校卒業後、大学に進学してからはいろいろな業種でアルバイトをしました。ただ、この高校生だったときにやっていたアパレル店でのアルバイト以上に「楽なバイト」には巡りあいませんでした。こんなに自由で職場環境のなかで働けた理由の一つとして、時代の流れというのもあると今になってみれば思います。
当時はインターネットがまだ社会に普及していない時代でした。スマホや携帯がないことはもちろんのこと、お店のホームページさえもなく店内にはパソコンも置いていませんでした。ですから、店では「お客さんをひたすら待つ」こと以外、売り上げを上げるための方法がありませんでした。もし今の時代のようにインターネットがあれば、通販サイトやSNSなどを使って、店内からいろいろ情報を発信してパソコン業務で忙しくなっていたかもしれません。
  (楽なバイトの体験談 40代女性)

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