派遣会社フルキャストに登録して現場に派遣され働いてみて思ったこと(20代男性)

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私は派遣会社に登録していろいろなアルバイトをしていました。元々大学を卒業して新卒で入った会社を3年ほどで辞めてしまい、転職活動の合間に何かやろうと思ったのが派遣の仕事でした。

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どうして派遣の仕事をしようのかと思ったのかというと時間に融通がきくからです。長期のアルバイトの場合、シフト制というところが多いです。となると、転職活動で面接があったとしてもなかなか休みにくいということになってしまいます。

一方で派遣社員の場合、たくさん人材が登録されているわけですから休むことは比較的自由にできるわけです。また色々な仕事が用意されているため自分が得意で楽にできるように仕事も選ぶことができるわけです。

私の場合、フルキャストという派遣会社に登録して転職活動を行っていました。フルキャストの特徴として単純で日雇いの仕事が多いということです。例えば倉庫内での仕分け作業やピッキング、ライン工場での作業員、チラシ配りポスティング、交通量調査や通行量カウント調査、引っ越し手伝いやトラック助手など。

本当にいろんな案件が用意されていますけれどもどれも頭を使わない簡単な仕事ばかりでした。中には体力を使うようなちょっぴりきつい仕事もあったりしますけれども、それでも仕事内容が難しくて困ったと言ったことは一度もありませんでした。

どうして派遣会社の中でもフルキャスト選んだのかと言うとそういった単純作業が多いというのと、良い意味で適当さがあるということです。

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フルキャストに登録する前には別の派遣会社に登録していたのですが、研修研修でとにかく細い派遣会社でした。仕事を一つ引き受けるにしても事前に研修があって色々チェックされてということを繰り返していたので膨大に時間がとられてしまいました。たしかにきっちりしたところなのでクライアントからの評判は良かったのですけれども転職活動をメインでしたい私にとってはかなり負担になっていました。

一方フルキャストの場合いろんな意味でかなり適当さがあります。まず登録にしても Web から登録して身分証の撮影したのデータに送るぐらいで特に事務所に足を運ばないでも仕事をスタートできます。また色々な案件で開いている仕事にエントリーすれば後はメールのやり取りぐらいで仕事にありつくことができます。なんせほとんどの仕事が頭を使わない簡単な作業ばかりなので事前に時間をかけて研修をする必要があまりないのだと思います。

そういった意味で私はフルキャストを通して転職活動の期間お金を稼いでいました。決して高いというわけではありませんけれども仕事の案件によっては即給システムといって、数日後に働いたぶんを振りこんでもらえるということもできました。

私の場合高速バスを使って東京都内にしばしば往復してお金がとにかく買っていましたから、この即給システムというのはかなり有効に活用することができたように思います。

私はフルキャストに中で主にやっていた仕事は倉庫内でのライン工です。こちらは例に流れてくる荷物にシールを貼ったり仕分けをしたりするというものでした。似たような倉庫内の仕事でも重たい荷物を扱うところもありますけれども、私が主にに入っていたその倉庫では洋服など軽いものが商品のメインだったので足腰が痛くなるということもあまりありませんでした。

最初のうちは段取りがよく分からずに工場の人に注意されたこともありましたが、半日も経てば仕事の段取りというのは把握できて二日目からは全く叱られずに勤務することができました。単純作業の中にコツコツ真面目にやっていさえすれば後は全く問題ありませんでした。

また人間関係についても非常に楽でした。工場ですからたくさんの人が働いているわけですけども基本的に会話をするという場面は少ないです。中には色々話しながら仕事をしてる人もいますけれども、淡々と作業をしている人がほとんどです。

私の場合あまり他人とのコミュニケーションに自信がありませんから、そのようにあまり会話をしなくて済む仕事の現場というのは精神的に楽だと感じたものです。

派遣会社に登録している人の多くはフリーターまたは大学生でした。フリーターの人は私のように正社員としてどこかに勤めていながら人間関係などの理由で辞めた人が多かったです。大学生は働きながら学業やサークル活動に励んでる人が多かったです。

それぞれ色々な事情がありながらも仕事をしながら何かに向かって頑張っているという人も割と多く刺激になりました。と言ってもそれぞれ派遣会社に同じく登録していながらも、自分の世界を持っていて他人に干渉すると言ったことはあまりないという特徴もありました。

もし一箇所に長期で勤めるようなアルバイトの場合、アルバイトスタッフそれぞれと会話をしなければなりません。気が合う人ばかりならいいですけれども厳しい先輩ですとか気の合わない同僚が一人でもいたら大変です。一方派遣会社ではいくたびにメンバーも違っていますし特に上下関係があるわけでもありませんから精神的にかなり楽でした。

ちなみにそのようにフルキャストを通して派遣のアルバイトしながら転職活動もうまくいきました。転職先は物流関係の大手企業です。その面接の際には、倉庫内でアルバイトをしているということも話すことで親近感も持っていただけたように思います。

そんなことを考えた時、派遣会社は色々な仕事を体験できますから、あまりアルバイト経験がない人にとっても有効に活用できる環境だと言えるのかもしれません。新卒で就職活動をする人にとっても、学生時代に何に取り組んでいたかについては必ず面接で聞かれることです。

そんな回答として派遣会社を通して行った現場のことを話せば好印象を持ってもらえるかもしれません。社会に出る準備をしっかりこの人はしているんだということが面接官に伝わるだろうからです。

ただ、派遣会社を通して長年仕事をしていくことにはデメリットもあると思います。私の場合4ヶ月ほどで派遣会社の仕事を辞めて物流会社に正社員として転職できました。しかしもしそれがなかなかできずに派遣社員として長く働くことになった場合、それ以上の発展というのがなかなかなされないという風に思いました。

フルキャストでもそう言った方もいらっしゃいましたがもう10年20年と派遣社員として現場で働いてるという人もいました。そんな方は現場ではまさにベテランとしてのスキルを備えているわけですけれども、派遣社員という立場上、昇進するということはありません。日給も私のような新人と基本的に変わりません。そういったことを考えるともったいないなと思いました。

派遣社員として10年以上、いろんな現場に派遣されているという人と話をしたことがありますけれども、「結婚はなかなかできないよ」と話していたことが印象的でした。なぜかと言うと、どれだけ真面目に長年勤めたとしてもアルバイトと変わらないような日給しかもらえないからです。結婚した場合一家の大黒柱として家族を支えていくためには、それだけでは到底足りないという風に話されていました。その方はもう50歳くらいの人で「俺はもう人生を諦めたけど君はまだ若いんだからしっかり転職先を見つけなよ」と言われました。

新聞や雑誌などでも派遣社員の身分の低さのことや給料の安さのことが問題視されていますが、色々なことを考えさせられた転職活動の期間だったと思います。

  (派遣の仕事体験談 20代男性)

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