私は介護施設の厨房でパートで働いていました。
仕事内容は厨房での補助業務です。勤務時間は9時〜17時。飲食の仕事は大変というイメージを持たれがちですが、
私は意外と楽な仕事だと思いました。
パートは出勤したらまず次の日の材料の切り込みから始まります、メニューによっては切り方が違うのでそれだけ教えてもらい昼休憩までひたすら野菜などをきっていきます。
野菜切っている途中に、野菜屋や、肉屋、魚屋さんの業者がくるので、注文した品と届いた品がきちんと合っているかチェックしていました。
チェックが終わったらまた切り込みを始めます。
誰とも喋らずにほぼ関わらずにひたすら切るので、人間関係が苦手な人でも問題なくできると
感じました。
最初の頃は腕や手が筋肉痛になりましたが、これも慣れですね。半月くらいつづけていると何ともなくなりました。
切り終わる頃には昼休憩なので休憩を終えると次は施設のおじいちゃん、おばあちゃん達に出した食事の皿の洗いが始まります。
介護施設には数多くの人が入居しているだけに、皿の数はとんでもない量・・。
これも慣れるまでは腕がきつかったですが慣れるとひたすら喋らずに洗い続けるだけなので楽な仕事だと思いました。ただカレーなどの日は皿にこびりついたカレーを除去しなければ
いけないので結構大変でしたね。
洗い終えたらお皿を乾燥機に運びその後は夜ごはんの支度が始まります。
その間に3時のおやつを栄養士さんが作って置いてあるのでそれを運んでいきます。
おやつも1ヶ月に一回はわその月の方の誕生日ケーキを作ります。
ケーキにイチゴや他の果物、チョコなどホイップクリームで盛り付けするのが楽しいですパティシエになった気分で毎回作るのが楽しかったことを覚えています。
それを実際におばあちゃん達のフロアに上がって行き、目の前で切って分けてあげるという事もやりました。慣れて行く度に声をかけてくれるおじいちゃん、おばあちゃん達もいて嬉しかったです。
その後は調理師さんが作ってくれた料理をお皿に盛り付けて配膳車というおじいちゃん、おばあちゃん1人1人のお盆に乗せていきます。
この時に注意しなければいけなかったのが、アレルギーの人には別の物をいれる為間違えないようにしなければなりません。
それだけ注意していたらあとは大丈夫です。それ以外はみなさん基本的には一緒なので配っていきます。
普通食、おお刻み、きざみ、ブレンダーと分けられていて、
歯がない人が噛みきれない人用に主食や小鉢のおかずを刻んだりミキサーにかけたりします。
それをメインのおかず、小鉢2つ、汁物の具、ご飯と全部やっていきます。
配り終えるのがだいたい16時過ぎでそっから17時までは厨房内の事務所に入り、午前中にチェックした野菜や肉屋さんの材料の計算をやって1日の仕事内容は終わりです。
以上のような仕事をつづけていました。文章で書くと忙しそうに思われるかもしれませんが、
私は楽な仕事だと感じました。一度慣れたら単純作業ばかりですし、みんなで和気あいあいと
働くのが楽しかったですね。
(楽な仕事の体験談 20代女性)