楽だった不動産管理事務バイトの思い出

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大学生の時、学生課に張り出されていたある会社の事務のアルバイトに友達と応募しました。それは、不動産管理のお仕事でした。
そのアルバイトがとても楽ちんだったのです!不動産管理事務と聞けば、いろいろ難しい用件がありそうなものです。確かにそうではあるのですが、苦情の電話や大切な案件は社員の方が必ず対応してくれました。
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アルバイトの私たちがやった仕事内容は、帳票の計算を確認や、封筒に書類を入れて郵送物の準備、宛名書きなど、どれも単純作業ばかりでした。
今だったらコンピューターに読み込んで数分で確認できるような仕事ですが、当時は、電卓片手に数百件のデータの合計を出して、他の方と数字を確認しあって作業を進めていました。
隣に座っていた契約社員の方は、正社員と同様の仕事内容をこなしていて、電話にも出るし、データの確認もするはで大変そうでした。ですから、私ができるものがあれば喜んで手伝っていました。
お昼休みは、チャイムの合図で時間きっちりはじまり、電話当番の社員以外は席に座ってゆっくりお弁当を食べることができました。残業することもなく、17時のチャイムと同時に皆、仕事を切り上げ着替えて帰りました。そのときは、仕事ってこんな感じにまったりと楽ちんなんだなと思っていました。
ただ、そうではなかったようです。それから大学を卒業し、同じような仕事をする別の会社に就職した私は大変苦労しました。
例えば、昼休みを返上してお客様の対応に走ったり、有給は同僚と協力しあって仕事を分け合い消化したり・・。機械処理こそ増えて計算が楽になったものの、決算書やデータは、すごい量で、締め日の前以外も残業だらけだったのです。
大学時代にアルバイトをした会社とは、まったく状況が違っていたので驚きました。
当時はアルバイトだったので、福利厚生や社会保障など細かいことはわかりませんでしたが、夏休みも社員と同じ時間に出勤して、毎日必ず、何かしら単純作業の仕事を用意してくれていたものです。ときには、お昼ご飯に連れていってもらうこともあったっけ。あと、周りから文句を言われることもなかったし、お客様からのクレームをうけることもなく、時給もそこそこありました。
大学卒業後に就職した会社と比べると、大学時代のアルバイト先は本当に楽な仕事でした。お盆休みやお正月もカレンダー通りで学業との両立もばっちりできました。学生という立場を、色んな意味で大切にしてくれていた会社の方には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
                                   (40代女性)

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