派遣先の百貨店での仕事は暇で簡単!

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暇で楽な仕事といえば、私は派遣会社を通して、百貨店の夏の浴衣売場で受付業務を1か月ほどしたことがあります。
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その仕事内容はとても簡単なもので、販売員さんがカウンターに持ってくる浴衣をたたんだり、袋に入れたりするのみの業務でした。
基本的に浴衣はメーカーごとに販売員さんがいるため、接客をする必要もありませんでした。
また、片づけは販売員さんの仕事ですし、レジはレジ専門の業務の人がいたため、私はただひたすら浴衣をたたみ袋に入れ、お客様を送り出すというだけの仕事をさせていただきました。
ここで必要なスキルといえば、浴衣(着物)をたたむことができるかどうかだけでした。私は幸い、着付けができたためすぐに対応ができましたが、後からヘルプで入った全くの未経験者の人でも数回教えるだけで十分にできる程度でした。
それだけ簡単で楽な仕事内容であるばかりか、お客様の来店が少ない百貨店だったため、とにかく暇でした。いろいろ他にやる余裕はあったわけですが、社員さんに「あまり動き回らないで欲しい」といわれていたこともあり、カウンターでただボーっと突っ立っているだけでした。
暇で暇で時間の過ぎていくのがとても長く感じ、それが返って辛く感じていました。そのようにかなりつまらない派遣の仕事でしたが、必要以上に忙しくて大変な職場に派遣されるよりは随分良かったのかなと思います。
ただ、今考えてみると、その派遣の仕事にはある必要なスキルがありました。それは、周りとうまくやっていくための人間関係のスキルです。人となりを見極め、自分の立ち位置を把握し、”出過ぎず仕事は程々に”することです。あとは、あまり社員の人や周りの人と変に話し込んだり仲良くしない方が逆にうまくいくとも感じました。
その点、私の場合、他のアルバイトでそういったスキルを習得していたので、うまく切り抜けられていましたが、同時期に入った同じ派遣の人のなかには、ある社員さんに目を付けられ、さんざん暴言を吐かれて途中でやめていった人も何人もいました。
社員さんはこちらが派遣と分かると、常に”上から目線”で物を言いますし、特に勤務が長い社員さん(ほとんど入社以来転職していない人が多い)ほど偉ぶっていて、派遣には言いたい放題でした。
販売員さんの中には社員さんとのトラブルで辞めたり辞めさせられたりする人もいました。彼らも派遣会社から出向していたので、足りない人員を一時的に充てたりして一月の間でも人の入れ替わりがよくあったのを覚えています。そのように途中で辞めてしまった人の穴埋めに別の売り場にいる人を一時的にこちらの売り場に来てもらうということもしばしばありました。
このように、仕事の内容としてはこの上なく簡単で楽ちんでしたが、人によっては人間関係で苦労していたようです。とはいえ、学生や主婦・フリーランスの仕事をしていて空き時間を利用して稼ぐと割り切っている人にとっては 使い勝手が良い仕事ではないかなと思います。
                                     (40代女性)

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