来店客の少ない、暇な喫茶店バイト

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以前、個人経営の喫茶店でアルバイトをしていたことがあります。喫茶店のアルバイトというのは大変当たりはずれが多く、忙しいお店だと本当に忙しいという話を聞きます。
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が、私がアルバイトしていたお店は、本当に暇なお店でした。
社長はいくつもお店を持たれていて、新しいお店を立ち上げるのが趣味という感じのちょっと珍しい人でした。
私がアルバイトをしていた喫茶店は、オープンしたばかりということもあって全然お客様がいらっしゃらなくて、平日の昼間となると1人もお客様が来ないという日も珍しくありませんでした。
お客様が来店されない時間帯はただひたすら立っているだけでした。もちろん表に出てお客さんに声をかけようとするわけですが、平日の昼間となると、人通り自体が全くといっていいほどありませんでした。
暇な時はとりあえず、細かいところの掃除をします。空調や冷蔵庫などのフィルターを外して、きれいに洗います。グラスはいつもピカピカに磨き上げられていますし、すぐに汚れるガスコンロや流しも常にきれいな状態です。掃除も終わってしまい、それでも暇でやることがない時は、先輩が「コーヒーでも飲む?」と言って、缶コーヒーを買ってきてくれ、ひどい時は座って話しながら飲んでいました。料理担当の人と新作メニューの研究と称して、余ったもので料理をしたり、お菓子を作って食べたりしていたこともあります。
あるいは、私は当時学生だったこともあり、試験が近い時などは「試験勉強していてもいいよ」と言われたこともあります。もちろんお客様が来店されたらすぐに試験勉強をやめ、きちんとご案内できるようにはしているわけですが。
といっても、お客様が来店されたとしても、1人~2人など少人数なのでやる作業もしれています。お水を出してオーダーを取って、料理を運べばすぐにやることがなくなってしまうからです。お客様が店内にいらっしゃるときは、カウンターの裏でお客様の様子を見つつ、やる仕事がないのに何か作業をしているようなふりをしていましたね。
私がアルバイトをしていた喫茶店はアットホームな雰囲気の喫茶店でしたので、時にはお客様とお話することもありました。地元の話で盛り上がり名前を憶えて頂いたり、「また来るね」と言って頂けたときにはとても嬉しかったですね。それにしても、こんなに暇で気楽な仕事は今のところ他に経験はありません。
                                  (20代女性)  

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