暇で楽すぎたお寿司屋さんでの仕事

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私は以前、とても暇で楽な仕事をした経験があります。それは小さなお寿司屋さんでの昼間のアルバイトです。
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私がアルバイトとして働いていたお寿司屋さんは、夜は夕食がてらお寿司を食べにくるサラリーマンや家族連れで割と忙しくなっていました。
しかし昼間となると・・お客さんはほとんど来ない状況でした。昼間にもお寿司の注文はあるにはあったものの、ほとんどが出前でした。
ただ、私に任されていたのは出前の仕事ではなくて、お客さんが来たときのウェイトレスの仕事でした。ですから、お客さんがほとんど来ない状況となる昼間は自ずとやることがなく暇になっていました。椅子に座ってボーッと時間が過ぎるのを待つしかない状況で・・。
そんな暇な状況に、「何か他の仕事を手伝えないかな?」とアルバイトを始めた当初は考えたものですが、昼間は他のスタッフも全体的に暇になっていました。例えば、キッチンで出前の入れ物を洗うスタッフも、出前はそんなに多いわけではなかったので洗物の仕事もすぐに終わってしまっていました。そのスタッフも時間を持て余し、いつも「ふ~暇だなあ」が口癖になっていたのを覚えています。
私の場合、キッチンで板前から仕事を習うといった目的もありませんでしたし、ただウェイトレスの仕事をこなすだけでした。ですから、ただぼーっと座っていることの多かったです。
ただこのお寿司屋さんでのアルバイトをやっていた当時、私はまだ高校生だったこともあり意味があるアルバイトだったと今は思えます。というのは、何も進歩も進展もない仕事でしたがお給料をもらい社会の一員になっているという感覚を少しでも味わうことができたからです。
仮にお店が繁盛していればものすごく忙しいお仕事だったのかもしれませんが、繁盛していないお店だったので暇で楽な仕事だったのだと思います。何日か夕方遅くまでお仕事をさせてもらえた日がありましたが、そのときには夕飯を食べに来るお客さんが少しは入ってくれて、オーダーを取ったり食べ物を運んだりする仕事もでき、うれしかったのを覚えています。
今になってちょっぴり後悔することがあるとすれば、何らかの目的意識を持ってアルバイトに取り組んでいたら良かったなということです。例えば、調理師免許の取得を目的にするなど。というのはそのお寿司屋さんはちゃんとしたお寿司屋さんだったので、お寿司づくりを学ぶ環境としては最高だったと思うのです。下働きから始まって弟子にしてもらうなどしておけば、調理師免許をとって今頃は自分でも本格的なお寿司をつくれるようになっていたかもしれません。あれだけ暇な時間はそういうことにいくらでも活用できたのにと思うと、ちょっぴり残念に思います。ただ当時はそんなことは全く思いつかず、結局雑用をしただけで高校卒業と同時にそのアルバイトも辞めてしまいました。
                           (暇で楽な仕事の体験談 40代女性)

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