スーパー婦人服売り場での派遣の仕事

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私は以前、派遣会社に登録して仕事をしていたことがあります。その派遣会社はクレジットカード会社や銀行など金融関係の企業にスタッフを派遣していて、工場など作業系の派遣先はないところでした。その派遣登録をするとき、私はそのことを知らず、ピッキングなど工場・倉庫系の作業をやるつもりで登録会に参加。お金を扱う仕事は難しそうだし私にできるかなあと不安に包まれつつも、時給が千円を超えていたのでやってみることにしました。
私は当時、派遣会社に登録する前から居酒屋さんのバイトも長年していました。ですから、居酒屋さんのバイトと掛け持ちできるよう派遣先は長期の仕事でなく単発や短期の仕事限定にしてもらいました。ちなみに居酒屋さんのバイトは忙しくて疲れる仕事なのに時給は900円でした。
派遣会社を通して初めてやった仕事は、若者や家族連れが集まるファッションビルで開催されるイベントの仕事でした。クレジットカードで買い物すると、自動的に10%オフになることをお客様に伝え希望者に申し込みをしていただくというのがその仕事内容でした。お客様にもそれなりにメリットがある内容だったので、一日声をかければ3~7件ぐらいは契約とれていました。人と話をするのが苦でない私にとってその仕事はとても楽なものでした。また何気に成績がよくて派遣会社の人にも気に入ってもらえたのも嬉しかったですね。おそらく私はぽっちゃりしてて愛想がよいといわれることが多いため、お客様に安心感を持ってもらえたのかなと自分では考えています。
ファッションビルでのイベントの仕事の場合は、スーツ着用で立ちっぱなしでした。長時間立ちっぱなしはそれはそれで若干大変でもあり、むしろ座りたいがために契約をとっていた感じです。お客様が契約書を記入してくれている間だけ一緒に座れていたのです。1回目の派遣先は、それなりに足は疲れたのですが、気楽で簡単な仕事内容だったので、時給1000円はやはりおいしいなあと感じました。
登録している派遣会社から2回目に紹介された派遣先は、ちょっと田舎にある大型スーパーマーケットでした。いわゆる郊外にあるモールではなく、1階が食料品、2階が衣料品、3階が生活雑貨になっている店舗。店内には喫茶店もあり、地元民御用達といった感じでした。
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私が派遣されたその大型スーパーマーケットで私が担当したのは、2階婦人服売り場の販促スタッフでした。
レジ前に待機し、お客様がいらっしゃったら話を聞きながら、一緒に希望の婦人服を探したり案内するといった役割です。
正直ファッションビルほどお客様が来るわけではありませんでした。と言うより、あまりに人が少なく拍子抜けしたほどです。
私含めレジ係の女性以外はそのフロアに誰も居ないという時間がかなり長い時間つづいたのです。スーパーの衣料品売り場に行ったことがある人ならわかると思うのですが、1階の食料品売り場のレジが混雑して長蛇の列が出来ているピーク時間だろうが2階はのほほん。そのスーパーも、2階はどう考えても採算とれていないだろうといった印象のフロアでした。仮に収益があがらなくても、遠方へ買い物になかなかいけない主婦や高齢者の方の需要にお応えする為のフロアだということでしょう。(ちなみにうちの母もお世話になっています)
お客様がいらっしゃらない以上、私たち従業員は何もすることがありません。では、お客様がいらっしゃらなくて暇な時間に何をしていたかというと、椅子に座っていました。レジの後ろ側にちょっとしたテーブルとイスが用意されていたので、そこに座っていて、誰か来れば声をかけてもらうという感じでした。
その日、勤務開始時間から8時間その2階フロアに居て、声をかけれたのは結局15人でした。契約に結び付くことなく、ただただ暇な時間が過ぎていったという感じです。今考えると、暇すぎて何もすることがないという意味では精神的に苦痛な仕事だったかもしれません。ただ、当時は居酒屋さんのバイトとの掛け持ちで疲労困憊で、私にとっては癒しの時間に感じましたね。
ちなみに、椅子が置いているレジ後ろは、ほとんど人目につきませんでした(というか誰もいないので・・)ですので、ぼーっとしているうちに眠くなり、イスに腰掛けてウトウトしてしまいました。はっと気づくと30分ほどが経過していました。その間、お客様がいらっしゃなくて何の問題もなかったので良かったのですが・・ただ、何もすることがないとはいえ、レジ係の人から見たら感じ悪かったかもしれませんね。今更だけどごめんなさい。この派遣の仕事では本当にゆっくりさせていただき、ありがたかったです。
                           (暇で楽な派遣の仕事の体験談 20代女性)

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