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ある接客のアルバイトがあまりに暇すぎた

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私は以前、東京の土産物店で働いていました。その土産店はある都道府県の人気お土産屋店が東京に進出してできたお店でした。その県では立地のいい場所にお店を構えており手軽な金額の商品ばかりということもあり、お土産もかなり売れているようです。ところが、東京店に至っては全くといってもいいほどお客さんが来ず、1つでも商品が売れたら「ラッキー!」と思えるほど暇を持て余していました。
お客さんが来ず、あまりにも暇すぎるので、アルバイトの私はやることがなくてお店の掃除ばかりしていました。一人で店番をしていたので話す相手もおらず、とにかく暇という毎日を送っていました。あまりに暇だったので、お店のTwitterを始めることにしました。

毎日1回は必ずTwitterでつぶやこうしようと思いましたが、あまりに暇なので1回どころか1日に何度もツイートしていました。
ある時、そのツイートを見たお客様から載せている商品を通販で欲しいと連絡があり、ダイレクトメッセージでやりとりをすることも出てきました。
そのまま調子に乗ってFacebookを始め、Twitterとも連動して見れるようにしました。土産物がおいしく見えるように写真にもこだわって撮影。文章もパソコンに向かって入力するので、お客さんから見ても仕事をしているように見えるので一石二鳥でした。
作業に慣れてきてしまうと、ツイートの回数もFacebookの投稿量も増え、1日に何度も更新するようになりました。更にお店のブログも始めることにし、私はパソコンの前にずっと立っていました。当初は接客業のはずだったのが、いつの間にかツイートする人のようになっていました。
土日はそれなりにお客さんの来店があるので、1度のツイート程度にしていましたが、平日は少しでもお店の売り上げにつながるのであればと相当量ツイートしていました。そんな中、ブログ読者からも通販してほしいという希望をもらえるようになりました。何もないところから自分で情報発信して、通信販売ではそこそこの売り上げを立てられるようになりやりがいを感じはじめていました。
ところが、会社側にそのことを話すと「それくらいの売り上げがなんだ」と言われてしまい、それがきっかけとなってそのアルバイトを辞めることになりました。なかなかうまくいかないものです。ちなみにそれ以降も、その東京店が繁盛することはなく、その土産屋店は東京から撤退してしまいました。忙しすぎる仕事はそれはそれで大変ですが、暇すぎる仕事も考えものだなあと思いました。経営陣にとっても頭が痛い問題でしょうが、現場で働く従業員にとっても暇な時間をどう過ごせばいいか分からず難しいものだなあと思いました。
                            (楽なアルバイトの体験談 40代女性)

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