仕事が超ラクな交通量調査バイト

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私は「精神的に楽な仕事」としておススメしたいのは、交通量調査のアルバイトです。
私はかつて、いわゆるブラック企業に勤めていました。給料は安いのに毎日が残業の嵐。家に帰っても仕事をやっていて睡眠時間は3~4時間くらいしかとれないほど忙しい仕事でした。しかも、社内では上司や先輩社員から毎日のように理不尽なことで罵声を浴びせられ、身体的にも精神的にもボロボロになり、退職しました 
私はそれ以降、対人恐怖症に陥ってしまい、いざ転職活動をするといっても、足が止まってしまっていました。「また次の職場でもキツイ先輩にしごかれるかもしれない・・」「転職先の職場でも仕事をミスしたら、上司から叱られるんだろうなあ」と思うと、怖くて仕方ありませんでした。それまでは歯を食いしばってでもいろんなことに挑戦できていたのですが、その頃は、気力が全く湧いてこないほどボロボロになっていたのです。
しかし、アルバイトでもパートでも何でもいいから何か仕事をしないと生活をしていくことができません。そんなとき、友人から勧められたのが交通量調査のアルバイトでした。友人によると「誰にでもできるラクな仕事」とのこと。半信半疑でやってみたのですが、その通りでした。
交通量調査とは、その文字の通り、交通量の多さを計測する調査する仕事のことです。計測したデータは、道路の補修や信号機設置など今後の道路工事に生かしていくのだそうです。といってもアルバイトの交通量調査員がやる仕事は、道路でどんな車両が何台通過したかをを数えるだけです。
交通量調査のアルバイトは求人雑誌のほか、【アルバイトEX】や「バイトル[短期・1日のみOK!]求人情報一覧」、「主婦・主夫歓迎のアルバイト情報」などで見つかりやすいです。いろいろ探しているうちに、地元のリサーチ会社が交通量調査員のバイトを募集していることを知り、応募電話をしたら、事前説明会に参加して下さいとのこと。数日後、事前説明かに参加したわけですが、車の車種を形状やナンバープレートで判断する方法など簡単な内容で、1時間ほどで終わりました。
そして当日、集合時間の朝6時に私は集合場所にいました。12時間調査ということで、一体どんな1日になるんだろう?と不安を抱きつつ、念のため事前説明会で渡されたマニュアルを読み返します。集合場所には30人くらいのアルバイト交通量調査員が集まっていました。その多くは20~60代くらいの男性で女性が数人混じっている感じでした。点呼をとり、数人ごとにハイエースに乗って調査地点に移動。車を降りると、3人ひと組のグループをつくって2か所の調査地点を担当することになりました。
その3人のグループで協力し合いながら、順番に休憩もとっていくのです。ただ、グループといっても、調査はあくまでも1人での作業となりますから、他の交通量調査員とコミュニケーションをとる機会はほとんどありませんでした。会話をするといっても、じゃんけんをして最初に休憩をとる人を決めるくらいのものでした。あとは、休憩時間のタイミングで交代をするときに「調査員」と書かれた腕章やヘルメットを渡して(もしくは受け取って)「お疲れ様です」「よろしくお願いします」みたいに簡単に声を掛け合うだけでした。そこには上下関係も全くなく、煩わしい人間関係など無縁の空間でした。
前職の会社での過酷な職場環境で対人恐怖に陥っていた私は、ベテラン調査員から高圧的に命令されたり叱られたりすることを直前まで怖れていました。しかし、完全に取りこし苦労でした。むしろ、「眠たくなる仕事ですけど一緒にがんばりましょうね」みたいにやさしく声をかけてくれる調査員もいて、精神的に本当に楽でしたね。
あと、人とコミュニケーションをとる機会といえば、ハイエースを運転する人(運転手兼巡回員)が1日の中で2度ほど調査ポイントに巡回してきたのですが、こちらも問題なく気楽なものでした。「何か変わったことや困ったことはありませんか?」みたいに聞いてくるだけで、「いえ、特にありません」と答えると、「では引き続きよろしくお願いします」と言われその場を立ち去っていかれました。本当に最低限の会話だけで十分でしたし気楽な雰囲気でした。
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交通量調査の仕事内容はというと、これまた体力的にも精神的にも楽なものでした。なんせ、車の数を数えるだけですから(笑)。
歩道の端に椅子を置いて、その前にのびる車道を通過する車の数をひたすら数えていくんです。そして1時間に一度、その台数を記録用紙に記入するだけした。頭を使う必要もなければ誰かに監視されて気を遣うこともありません。ましてや、誰からから叱られたり罵られたりすることもありません。自分以外、誰も周りにいないわけですから(笑)
当日の調査ポイントは田舎のほうにある自然豊かな場所でした。昼間になると交通量も少なくなり、田んぼや山、空を眺めつつ、のんびり車のカウントを行っていました。仕事をしているというより、旅行先でくつろいでいるような感覚でした。前職で上司や先輩から怒鳴られ睡眠時間を削ってまで奔走していた日々と比べると、正に天国でした。
しかも、交通量調査のバイトは休憩時間が多いという嬉しい特徴もありました。2時間調査をしたらその後に1時間の休憩が待っているのです。つまり、12時間調査といっても休憩時間が4時間もあり、実働時間は8時間にすぎませんでした。車のカウントをしている実働時間も休憩しているようなものなので、本当にラクちんでしたね。
仕事といえば、歯を食いしばって辛さに耐えるのが普通だと思っていましたが、世間にはこんな楽な仕事もあったんだ!と新鮮な発見をして感動してしまったほどです。休憩時間はどこに行こうと自由だったので、田舎道を山々を観ながら散歩したりお腹が空いたら近くにあるラーメン店に入ってラーメンをすすったりして、のんびり過ごしていました。
そんなサイクルを何度か繰り返しているうちに、日は暮れて、車はヘッドライトをつけて走行するようになりました。それから数時間後、勤務時間終了の19時になりました。「お疲れ様でした」「お疲れ様です」そんな言葉を同じグループの交通量調査員同士でと掛け合い、椅子を片付けました。何だかとても嬉しい瞬間でしたね。しばらくすると、ハイエースが迎えに来てくれて、朝の集合場所まで送ってくれました。
以上のように、交通量調査のアルバイトは、体力的にも精神的にも本当に楽な仕事でした。しかも、日給は交通費込みで9000円となかなか良い金額でした。実働時間8時間ということを考えると時給1000円を超えていますし、この簡単でラクな仕事内容からすると破格の金額だと思います。また、何より、対人恐怖に陥っていた私でも、何の問題もなく仕事をできたのは嬉しかったですね。何より人間関係がラクで、そこには上下関係もなければ、理不尽なことで叱られることもないお気楽な職場環境でした。
ただ、ふと思ったことは、気候によって当たりはずれがあるかもしれないなということ。というのは、私が交通量調査のバイトをしたのは秋の穏やかな気候の下だったのですが、これが例えば凍えるような気候の真冬の場合、過酷なバイトに一変するかもしれないなと・・。とはいえ、そんなときは防寒着を着込むなど対策をすれば何とかなるのかもしれませんが。交通量調査のアルバイトは求人雑誌のほか、【アルバイトEX】や「バイトル[短期・1日のみOK!]求人情報一覧」、「主婦・主夫歓迎のアルバイト情報」などで「交通量」「交通量調査」といったキーワードで調べるとシーズン中は求人が結構見つかったりします。他人とコミュニケーションをとるのが苦手な人、人間関係が苦手な人、叱られずのんびり稼ぎたい人などにもぜひおススメしたいアルバイトです。
                    (精神的に楽な仕事の体験談 20代男性)

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