気楽にできた警備員の短期アルバイト

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私が経験した「暇で楽なアルバイト」といえば、以前やっていた警備員の短期アルバイトのことを思い出します。
私は当時大学4年生で、就職が決まっていましたが、それまで時間があったので、何かアルバイトをしようと思いました。そんなとき、近所に事務所を構える警備会社が、今後事業を拡大させるということでアルバイトを大量に募集していることを知りました。応募し短期アルバイトということで採用されました。
警備員といえば、人ごみや交通量の多い場所で交通整理や人員整理をする忙しい仕事だというイメージを持たれている方も多いと思います。
確かにそういった忙しい現場での警備員の仕事は大変だと思います。ただ、派遣される現場は、警備会社によってさまざまです。私が所属していた警備会社は、電気会社の電線工事を安全に行えるよう高所作業者の見回りと、その付近を通行する一般車両と歩行者の誘導をする現場の案件がほとんどでした。
これだけ聞くと普通の警備と何ら変わらず大変そうに思われるかもしれませんが・・・実際に働いてみるとこれほど暇で楽な仕事はないと思いました。
まず、警備会社に入社してから現場で誘導できるようになる為にどんな過程を踏むかですが、まず座学講習を
2日間受けました。この座学講習には講師や警察OBの方々が初心者にも分かり易く教えてくれて、講習中は飲食も自由というゆるい雰囲気でした。講習の後半には実際に誘導旗を使った実践練習があるのですがこれも1人1人がきっちり覚えるまで優しく丁寧に指導してくれて今でも記憶に残っています。
2日間の座学講習が終わると、いよいよ現場デビューとなります。私が一番最初に経験した工事現場は、とある片田舎の大通から1本はずれた場所でした。そこで小道の電線工事の警備を行いました。
現場デビューの日はさすがに緊張して疲労感を覚えましたが、仕事自体はとても暇で楽なものでした。というのは、この電線工事現場の場所は、車の通りが少なく1日で50台通るか通らないかという状況だったのです。人の通行量も少なく1日で通過したのは10人ほどでした。
緑に囲まれた静かな道の脇に、ただ突っ立っているだけでした。現場デビューの日は、先輩警備員が横について
色々と詳しく警備の仕事について教えてくれました。先輩もやさしい方で、嫌な事が全くなく無事に現場デビューの日を終えました。
その工事現場の仕事は2~3日で終わってしまいましたが、次に行った現場はさらに田舎の地方にありました。
私の家から車で片道90~120分も走った田舎道です。その警備会社の寮に泊まって、そこから数日間連続で、現場に通うスタイルとなりました。その工事現場も、交通量が少ない場所で、1日で車は500台も通りませんでした。とにかくやることがなく暇そのものでした。先輩と雑談したり、仕事が終わって寮に戻って同僚と交代で料理を作ったり、皆でテレビを観て談笑したり、近場にある温泉に連れて行ってもらったり・・と仕事をしているというより、サークルの合宿に行っているような楽しい日々でした。
勤務時間も8時~17時とほど良い長さで残業もありませんでしたし、天候の影響で電気工事が出来ない日は午前中だけで仕事が終わったこともありました。そんなときは警備員の仲間と集まってワイワイ盛り上がったり、一緒に買物に出かけたりもしました。
警備員のアルバイトは給料においてもなかなか待遇が良かったです。一般的な会社であれば月給制がほとんどだと思いますが私が所属していた警備会社は週給制という選択肢もあり、学生だった私はその点も助かっていました。電気工事を行う日程にあわせて私達警備員は色々な地方に行かなければならないので、その為の準備や移動費のことも考慮されているのかなと思います。
1年中を通して警備員の仕事をやれば、冬や真夏は気候の面で厳しいのだろうと思いますが、私のように短期で
暖かい時期に仕事を行う場合、ほとんど立っているだけのようなものなので、本当に楽な仕事だと思いました。
     (楽なアルバイトの体験談 30代男性)

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