暇な時間のつぶし方を考えるのが大変?

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私は今までさまざまな仕事をやってきましたが、その中でダントツに楽だったのは、夜間の施設警備員の仕事です。

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施設警備員とは、指定されたオフィッスビルに常駐しその防犯を行う警備員のことです。
施設警備員のなかでも夜勤をできる人材は重宝され、筆記試験と面接後、即採用されました。
採用されたのは私のような大学生から定年を迎えた60代の人まで年齢は幅広かったです。
仕事を始める前に、法定研修と呼ばれる座学研修がまずあり、警備に関わる法律、護身法、救命方法などを学びました。
座学研修が終われば、次は先輩警備員の指導のもと、実際に施設に出向いて現場研修がありました。
夜間の施設警備員の勤務時間はとにかく長いのが特徴です。
私が所属していた警備会社では、24時間勤務と13時間勤務が基本でした。
「24時間勤務」と聞けばとんでもないブラック企業だと思われるかもしれません。
しかし、そんなことは全くありませんでした。
というのは、24時間勤務の場合、そのうち実働時間は16時間で休憩が8時間もあったのです。
しかも、それだけでなく、その実働時間の多くは「待機」という名の休憩時間だったのです(笑)
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夜間の施設警備員の仕事は、退館者のチェック、施錠、消灯、落とし物の対応、施設の巡回といったものがあります。
それらはどれも簡単な作業です。研修でもしっかり教えてくれましたし、マニュアルも完備されているので、すぐに慣れました。
基本的に仕事をした次の日は休みとなり、平均すると週3~4回の勤務でした。
ただ、日によっては24時間勤務が終わった後、その日のうちにまた24時間勤務がスタートということもありました。
夜間の施設警備員の仕事は、とにかく「暇で楽」でした。なぜ「暇で楽」かというと、休憩時間に加え「待機」という名の、実質的な休憩時間も加わるからです。
実際に施設警備員として働き始めて分かったのですが、深夜は仕事という仕事が全くといっていいほど何もありません。
警備員は、もちろん不測の事態に備えて警備室に待機しているわけですが、そのような事態が起きる可能性は、限りなく0に等しいというのが現状でした。
少なくとも、私が施設警備員として働いていた約3年の間ではそういった不測の事態が発生したことは1度もありませんでした。
私の所属していた警備会社の場合、夜間の施設警備員は、2人体制で勤務していました。うまく連携し、交代で仮眠をとったりしていました。
休憩時間で眠くないときはスマホをいじってゲームをしたりマンガを読んだりして自由に過ごしていました。
もはや仕事をしに行っているというよりは、友達の家に遊びに行っているという状態に近かったと思います(笑)
あまりに仕事が退屈で暇なので、どう暇な時間をつぶすか考える方が大変だったほどです。ですから、周囲と協調しつつ自分の時間を過ごすのが好きな人にこの仕事は向いていると思います。
一方で、忙しくバリバリ働きたいという人にとっては物足りない仕事なのかなと思いました。
私が所属していた警備会社では、時給は最初1000円で、勤務日数に応じて少しずつ昇給していっていました。
毎日仕事があるわけでないのでトータルしたら多くは稼げませんが、その楽すぎる仕事内容からすると割りが良い仕事だと思います。
    (楽な仕事の体験談 40代男性)

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