田舎の役場で働いていた私

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結婚して地方の田舎町に嫁いだ私は、家にずっと居るのが嫌で仕事を探していました。
そんなとき、夫の母親から「役場で募集してたよ」という情報を聞いたのでさっそく役場に電話をしてみました。
しばらく電話で話をしてその場で採用が決まり明日から来てくださいとのこと。
面接とかないなんて、大丈夫なのかな?」と思いながらも、役場に次の日8時半に出勤をしました。

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勤務初日の来客はゼロ!
役場には何度か、転入届をだしに行ったことがあり、所長さんとは顔見知りでした。
所長さんによると、それまで働いていた女性公務員が手術をすることになり、1年間休業するということで人材募集をすることになったそうです。
住民票の出し方や、提携している役場との電話の仕方、施設の紹介を説明してもらいました。
そんな勤務初日来客はゼロでした。
私が以前住んでいたまちの市役所には職員さんがたくさんいていつもパソコンを操作して忙しそうだっただけに、不思議でした。
ただ、たまたまかな?と最初は思いました
想像以上に楽だった役場でのアルバイト
しかし、それはたまたまではなく、その役場での仕事は想像以上に楽なものだったのです。
1日目は、お年寄りの方が電気代の支払いに来られたくらいでその他の来客はゼロでした。
そのあと、数日勤務をしても来客はほぼない状態でした。
たまに住民票や印鑑証明をだしたりするくらいであまりに暇なので施設内の掃除ばかりするようになりました。
掃除が終わると、室内の資料を整理もしましたが、そもそも人口自体が少ないので、その作業もすぐに終わってしまっていました。
あとは、お茶を飲みながら所長とたわいもない世間話をしていることが多かったです。
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忙しくなる日は稀にあった
ただ、忙しくなる日もごく稀ではりますがありました
というのは、町に病院がないので、月1回お医者さんがきて役場が診療所代わりになっていたのです。
その日ばかりは、お年寄りが多い地域だけに、隣町の病院に自分でいけない患者さんが住民さんがたくさんお見えになりました
そんな日は私たち役場の人間もお医者さんのお手伝いをして、受付やカルテ整理などそれなりに忙しくしていました。
それ以外は、地域のお年寄りが集まって老人会や、カラオケ同好会などをする日も施設はにぎやかになり楽しかったです。
地方の小さな田舎町ではあるものの、役場の施設自体はとても立派で会議室もたくさんあり運動場も広く、調理場までありました。
暇で楽な状況は次第に物足りない気持ちへ・・
施設はあまり有効活用されていない上にあまりに暇すぎる仕事内容・・。
診療所や老人会の集まりがある日以外は、本当にこんな楽な仕事でお給料をもらっていいのか申し訳なく思うほどでした。
所長は提携している役場へ会議にいったりもしましたが私は、一切なくずっと施設にこもりっていました。
最初は楽な仕事でラッキーだなと思っていましたが、次第に、もっとやりがいのある仕事がしたいと思うようになりました
役場での仕事は1年契約だったので1年間は、しっかり働きました。
ただ、結婚する前は大きめの法人でバリバリ働いていた私にとって役場の仕事は物足りなかったです。
パート勤務で時間が短かればまだなんとか我慢もできたかもしれませんが、フルタイムでしたので半年くらい経った頃には「早く時間がすぎないかな・・」とばかり考えてはいつもため息をついていました
私が働いていた役場の仕事は、とても簡単なものばかりでした。
それ以前にほとんどやる仕事がなく、暇すぎて逆に疲れるくらいでした。
良かった点としては、地方の田舎町ながらの密接の付き合いがありたまに来られるお年寄りと仲良くなって色々な話しを聴けたこと
あと、若い人がめずらしいということでみなさんとても可愛がってくれたことです。
1年間の勤務を無事に終え、役場を退職をした今でも、道で住民さんに会うと「役場のおねぇちゃん」と優しく話しかけて下さる方もおられます。そんなとき、役場で働いていて良かったなと嬉しく感じます
     (楽な仕事の体験談 20代女性)

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