町議会議員選挙でのウグイス嬢バイト2日間

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選挙関連のアルバイトといえば、もうかれこれ10数年前の話ですが、私は大学生の頃、隣町で行われる町議会議員選挙でのウグイス嬢のアルバイトをしたことがあります。
ウグイス嬢のアルバイト初日、同時に採用された大学の後輩と2人で選挙事務所に向かいました。

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そこで迎えてくれたのは立候補をする現職議員さんとその奥様、さらには支持者のおじさん達総計10数人でした。
「じゃあ、ちょっとそこで待ってて」と指定された広間にて後輩と座っていました。
「あ、君たち、ウグイス嬢のバイトさんだよね??」とまるで存在を忘れられたような状況に不安を覚えつつも、待つこと30分。
ようやく準備ができたようで、選挙カーに乗って出発しました。
1日目午前中はベテランのウグイス嬢が同乗してくれて、まず見本を見せてくれました。そして、次に私がやることに。
「立候補いたします〇〇です。〇〇をよろしくお願いします~」ちょっぴりドキドキでしたがまるでカラオケでマイクを持って歌う時のようにしゃべることができました。
いつしか緊張はほぐれ、道行く人が自分の声を聞いていると思うとテンションが上がってきました。
決して声に自信があるわけではなかったのですが、一生懸命トーンを高くして喋ってましたね。
ある程度マイクで喋った後は後輩にバトンタッチ。ホッとする気持ちともっとやりたい、という気持ちが交錯してましたね。
自分が喋っていない時は窓から手を振って、愛想を振りまいていたんですがこれもなかなか楽しかったです。
ひと通り、町を回ったら一度事務所に戻って休憩。私達ウグイス嬢のアルバイトにもお昼ご飯が支給されました。
お昼ご飯は仕出し弁当で私達、学生にとっては豪華すぎるランチでした。また、休憩時間もたっぷりいただき、何をしていいのかわからないくらい暇でゆっくりした時間を過ごさせていただきました。
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その町議会選挙の舞台となった私の地元のまちは、人口1万人もいない小さい町で、定員12~13程度のところに候補者が15人程度の議会選でした。
ですから、雇用主である現職議員さんにとっては楽勝の選挙でした。
そんなこともあってか、他の候補者との対決姿勢みたいなものは全くといってなく、実働時間がそれほど多くなくてとても割のいいアルバイトでした。
午後からはベテランのウグイス嬢なしで、選挙カーは出発をしました。
だんだん慣れてくると「○○をお願いします」から始まるスタンダードな喋り文句の他に「✖✖町のために精神誠意を尽くし、頑張ります!」など自分でもちょっと考えて喋るようになりました。
なんせ田舎の町なので、畑も多く、農道に出ると人がいなくなるのでちょっとした休憩でした。
ただそんなときも、もし農作業中の人が畑にでていると「今日もお仕事頑張ってください!」などと即興でいろんなことを言っていました。
候補者は当選が見込まれていることもあって、「自由にしゃべってくれたらいいよ。うん、なかなかいいね!」という感じだったので、リラックスして楽しく働くことができました。
2日目も同じようにエリアを分けて午前と午後、2回、選挙カーで巡回をしました。
さすがに最後の方は喉が嗄れ始めましたが、ウグイス嬢のアルバイトはとても充実していてやって良かったと今でも思っています。
     (選挙関連のアルバイト体験談 40代女性)

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