スーパーポスティングバイト体験談

スポンサーリンク
スポンサーリンク

私は約3年間、ポスティング専門のアルバイトスタッフとして地元のスーパーマーケットに雇っていただいていました。その仕事内容は、スーパーマーケットの特売日に合わせ、特売案内のチラシを指定された地域にポスティングしていくというものでした。このポスティングの仕事は私にとても合っていて、精神的に楽な仕事でした。
685287d4e01e85feaa0d5c9ac5772238_s.jpg
どうしてこのポスティングのアルバイトを精神的に楽な仕事だと感じたかというと、いくつか理由があります。まずひとつめは、私の雇い主にあたるスーパーマーケットは、地域の方たちが多く利用するスーパーであったこと。お客様のほとんどが店員と顔見知りで、長年の常連さんであったのです。ですから、ポスティングスタッフである私のことも好意的に見ていただくことができました。
2つ目は、この不況のご時世で多くの方が節約を心掛けている中、年金暮らしの高齢の方たちを中心にスーパーマーケットの特売を心待ちにしてくださっていたことです。ですから、特売のチラシを投函したら、「チラシありがとう!特売日、絶対行くからね。」と喜ばれました。
3つ目は、そのスーパーマーケットは、長年その地域で採算よりもお客様第一に営業してきたスーパーだったこと。ですから、地域の方たちの信頼が厚く、ポスティングチラシを喜んで受け取ってくださる方が多かったのです。そのように喜ばれるたびに、ポスティングスタッフである私自身もすがすがしい気持ちになったものです。その点、スーパーマーケットが、私達ポスティングスタッフにも仕事をしやすい環境をつくってくれたといえます。
ちなみに私は以前、別の仕事をしていたときに業務の一環として、繁忙期にチラシのポスティングがありました。ただ、そのとき配ったチラシはターゲットが限られており、地域の方たちにとってお得な情報と言えませんでした。当然のことながら、ターゲット以外の方たちの中には、関係のないチラシを入れられて迷惑でしかないと感じるかたもいらっしゃるわけです。ですから、チラシを投函しようとすると断られたり嫌な顔をされることも少なくなく、そのときは正直言って精神的に苦痛でした。
ですから、スーパーマーケットでのポスティングのアルバイトを始めるときも、少々不安でした。やはり人様の敷地に入って、ポストの仕様によってはガチャっと開けて入れなければいけないものありますから・・・。しかし、そんな不安はたちまち吹き飛びました。住民さんたちは皆、そのスーパーマーケットのチラシを持参した私をあたたかく迎えてくれたからです。
地域の方たちとの交流も大切と考えた私は、ポストに入れる際にたまたま家の方と会ったら、「こんにちは、スーパー○○です。チラシお願いします。」と、笑顔で挨拶しながら入れさせていただきました。そうすると、相手の方も笑顔で挨拶してくださったり「ご苦労様、ありがとうね」と労いの言葉をかけてくださいました。
そんなこんなで、短期で働くつもりが3年間も、そのスーパーマーケットでのポスティングのアルバイトを私はつづけました。その間、顔見知りになる方も多く、そういう方々との一言二言のお喋りも良い思い出として心に残っています。暑い時、寒い時、悪天候の時、たくさん温かい言葉をかけてくださいました。そんな住民さんたちのあたたかい言葉がどれだけ励みになっていたか分かりません。仕事が終わった後、たくさん歩いたのも関わらず嫌な疲労感はなく、心地よい疲れを感じました。それは精神的に楽な状態で仕事を出来ていたからだと思います。
残念ながら、店舗閉店に伴いポスティングのアルバイトも終了してしまいました。ただ、アルバイトをしていた3年の間に辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。どんな悪天候の中でも、働ける喜びのほうが大きかったからです。
ポスティングのアルバイトをしている方のなかには、苦痛だと思う方もたくさんいらっしゃると聞いたことがあります。ですから、ポスティングのアルバイトすべてが精神的に楽な仕事ではないのだと思います。配布するチラシの内容やその会社の地域への貢献度によって、精神的に苦痛になるかラクになるか大きく違ってくるのでしょう。私が経験したようなポスティング環境だと、精神的に楽でやりがいを感じることができやすいと思います。結果的に長く続けられることにもつながるのではないでしょうか。
        (精神的に楽なアルバイトの体験談 30代女性)

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました