パン屋さんバイトは精神的に充実

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精神的に楽なアルバイトといえば、学生時代にやっていたパン屋さんでのアルバイトを思い出します。肉体的には結構大変なところもありましたが、精神衛生的には極めて良好なアルバイトだったことを覚えています。
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パン屋さんでの仕事の朝は早いです。午前3時には起きて家を出発していました。なぜそんなに朝が早いかというと、パン作りを当日にすることで、お客様に焼き立てのパンを召し上がっていただきたいというお店の方針があったからです
まだ辺りが暗い時間、静かな環境でパン作りは始まります。朝早いのは辛いと感じたこともありましたが、焼きたてのパンの匂いが好きだったので、毎朝、パン工房に到着したら幸せに包まれていました。
まずはサンドイッチづくり。大量の卵を大きなずん胴鍋で茹でます。50個から100個を使って卵ペーストを作っていました。天候によって売れ行きが変わったり、納入先の受注が合ったりするので、卵の数はその日によって変動します。
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しっかりと茹でた卵は冷水で冷やします。卵の殻むき作業はもう、慣れですね。毎日やっていると、徐々に早くきれいにむけるようになってきます。
お料理が好きの方なら、とても楽しい作業だと思います。卵を潰す作業は力技です。その点、男性の方が合っているかもしれません。
金網の上からぐいぐい押しつぶしていきます。どんどん潰しますのでテンポも重要です。
潰した卵に味付けをしてしっかりと混ぜます。
お店によっては、独自の手間工夫があり、味付けは微妙に変わります。
私がアルバイトをしていたパン屋さんでは、高級マヨネーズと業務用マヨネーズを混ぜて使うことで、より深みのある卵サンドに仕上げていました。
カツサンドは業務用のカツを揚げて、レタスと一緒にサンドイッチパンに挟み込みます。業務用とはいえ、形成肉などではなく、ブランド肉が使われていたので肉がやわらかく美味しかったです。肉を揚げる際には、しっかりと中まで火を通すことがポイントでした。
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毎日の事なので、最初は見よう見慣れでも、サンドイッチづくりが嫌でも得意になりました。ですから、アルバイトをやめた今でも私は自宅でサンドイッチを時々作ります。コツがわかっているので、家で作っても失敗することはありません。
そのパン屋さんでは、人間関係も良好でした。雰囲気としては、工房でパン作りをしているメンバーが一番多く、接客係以外は自分のスタイルを持った人が多かったです。例えば金髪であっても、三角巾とエプロンをして作業をするので問題ないからです。ただ、働いている人は例外なく、パンをこよなく愛する感じのいい人ばかりでした。とはいえ、朝が早いのでそれを苦にして辞める人も少なくなかったので、人の入れ替わりは多かったですね。
私はもともとパンが好きだったのと、素敵な仲間に恵まれたことで、精神的に楽な仕事だなと思いながら、充実感を感じながら働いていました。そんなこともあって、私はそのパン屋さんでのアルバイトを大学入学時から大学卒業までの約4年間、つづけることができたのだと思います。
     (精神的に楽なアルバイトの体験談 30代女性)

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