インターネット回線への勧誘バイト

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私は以前、知人からの紹介で、3か月ほどインターネット回線への勧誘(新規加入)のアルバイトをやったことがあります。このアルバイトは精神的にキツい仕事だと感じました。
パソコンにあまり詳しくなかった私はまず研修を受けてから働くことになりました。ただ、その研修で教えてもらったことは誰でも知っているようなごく基礎的なことだけでした。そして、「とりあえず声をかけるだけでいいからね。足を止めてもらったらOkだから!あとはこっちで対応するから」と言われて、すぐに働き始めました。ノルマもないから気楽にやってくれればとのこと。そのときは、楽そうなアルバイトと巡りあえてラッキーだなと考えていました。
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しかし、実際は違っていました。仕事場は大手家電量販店。そのフロアの一角で、来店されるお客様に声をかけてインターネット回線の勧誘をするのです。声をかけてもなかなか立ち止まってはくれませんでした。中には、立ち止まって話を聞いてくれる人もいましたが、相手の方が詳しくて回答に困ることが多かったです。そんなとき会社に報告しても「自分で対応してくれよ。」と冷たく言われて助けてもらえませんでした。
当初の話と全く違っていました。その日から、仕事の後に勉強の日々となりました。「声をかけるだけ」「わからなくても大丈夫」という研修での話はいったい何だったんでしょうか・・・?
また、インターネットへの新規加入を勧めるというのは仕事として無理があるとも感じました。というのは、パソコンをお持ちの方のほとんどはすでにどこかのインターネット回線に加入しているからです。また、加入していない方はパソコンが必要のない方ばかりでした。ですから、声をかけても「もう入ってるし必要ないよ」「パソコンに興味がないんだよ」という回答ばかりでした。
次の日は家電量販店の○○〇電機、次は○○○○カメラみたいに、さまざまな店舗に行き、インターネット回線の勧誘をしました。ある日は、ほとんどお客さんが来ないお店に出向いたこともありました。電気屋の店員もパソコンでゲームしたり、店員同士でお喋りをしたりととても暇なお店。声をかけたくてもお客さんがほとんどいません。そんな暇な店舗でも声をかけ続けないと、お店から怒られてしまいます。さらに、「階段のここからここまでに立ってください」みたいに指示され、決められた位置が動くことも出来ず、1日中立ちっぱなしでヘトヘトになりました。
一方、お客さんが多い店舗はたくさん声をかけることは出来ました。ただ、運よくお話をすることができたとしても、本来の仕事である新規加入ではなく、今入ってるプランを変更したい&確認したいと言われることがほとんどでした。それでも引越しのシーズンがやってくると、学生向けは家電が安くなったりと特典が多いのでそれなりの需要がありました。しかし、その時期が終わるとインターネット環境を変えたいというお客さんも急激に少なくなり、インターネットへの加入はどんどん難しくなっていきました。
当初は、「ノルマなし」と言われそれに安心して始めた仕事でした。それが、ある日からアルバイト達の意向をうかがうこともなく、ノルマができたことで精神的にさらにキツくなりました。ノルマができたのに、インターネットの加入にあたり会社に連絡しても繋がらない時間が長かったり、扱いの悪さは一向に変わりませんでした。
「声をかけるだけでいい」と研修で聞き、簡単で楽な仕事だと思って始めましたが、精神的にも体力的にもヘトヘトに疲れてしまいました。このままでは生活や本業に影響してしまうと思い、私はそのアルバイトを辞めました。
     (楽そうで精神的にキツかったアルバイトの体験談 30代女性)

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