ファミレスバイトはキツかった話

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私が30代のとき、ファミリーレストランでの深夜のホールスタッフのアルバイトをしていました。そのアルバイトが思いのほか、キツい仕事でした。
私がそもそもなぜレストランで深夜のホールスタッフとしては働こうと思っていたかというと、深夜だと時給も高い一方でお客様は少なくて暇だろうから、割りの良い楽な仕事なのでは?と想像していたからです。あとは深夜まで起きていることが多く飲食店でのバイト経験もあったという理由がありました。
「楽に稼げる暇そうな仕事を見つけてラッキー」とアルバイトを始める前は喜んでいました。ただ、実際は全然違っていました。というのは、私が働くことになったそのファミリーレストランは大きな国道沿いのお店で、深夜にかかわらずお客様はたくさん来られていたからです。それにも関わらず、ホールスタッフは私一人とキッチンスタッフと社員さん一人だけ。明らかにスタッフ不足で、店を切り盛りすることになるので大忙しでした。暇な時間は全くありませんでした。
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鉄板で提供する食事を運ぶときもスピーディーにやらないと間に合いません。社員さんから鉄板2枚とライス2皿を両手に上手く乗せるコツを教えてもらい、重さで腕がプルプルとなっていました。そして一つのアクションに対して二つ以上の用事を片づて来いと言われ、料理をお客様に提供してキッチンに戻るときには、食べ終わった配膳物を見つけて引き下げてきていました。
その合間でも、お客様からのオーダーの呼び出しベルが鳴ったり、お会計に来られるお客様がいたり、デザートメニューはホールスタッフが調理、盛り付けをするのです。息つく間もありませんでした。そんな作業が夜通し続くのです。そして、ようやくお客様の数が少なくなってきたと思ったころ、閉店に向けての片づけや明日の準備なども同時進行で行わなければならなくて、忙しい状況に終止符が打たれることはありませんでした。
このファミリーレストランはどうして一人あたりのすべき仕事が多いのか疑問に思っていましたが、後に深夜ではない時間で働いていた他のスタッフに話を聞いてみて分かりました。他の時間帯は忙しくても、それなりにスタッフの人数も確保しているので過酷さはないとのことでした。深夜は求人募集しても応募者がこないことから、人手不足のまま多くのお客様に対応せざるをえない状況になっていたのです。
深夜のレストランは暇で楽な仕事と考えて入社したものの、とんでもない予想違いでした。ただ、
そんなキツイ職場環境で働いたおかげで良かったこともいくつかあります。例えば、色々な場面で自分の動作が素早くなり、自分なりに考えて合理的に行動できるようになったように感じる点。それ以外にも自身を磨く場にはなったと思います。ただ、それ以前に、仕事中の目まぐるしい「忙しさ」や深夜特有の、言葉使いや態度の悪いお客様の対応に精神的に参りました。
深夜でのファミリーレストランでのアルバイトではホールでの仕事とクローズ作業が終わったら、あとは着替えてゴミを捨てて帰るという段取りになっていました。しかしその時にも更なる試練が待ち受けています。それは、ゴミ捨て場にゴミを捨てて帰るときにゴキブリや蛾などに遭遇することです。ですから、ゴミ捨てはいつもビクビクしながら行っていました。
私がそのファミリーレストランで働いていたのは、1日あたり4~5時間の勤務でしたが、毎回、体力的にも精神的にもとてもクタクタになってしまっていました。時間にメリハリがつけられればいいのですが、キツイ仕事をした反動で、翌日の午前中はダラダラと過ごしてしまうことが多くなり悪循環に陥ってしまいました。
以上、暇で楽そうだと思って入社したファミリーレストランでの深夜のホールスタッフバイトでしたが、思いのほか、キツいアルバイトでした。レストランに勤務しようととしている方は、まずはお客として来店してみて、どんな雰囲気のお店なのか偵察してから応募するとよいかもしれません。大抵の店は深夜はお客様が少なくて仕事も暇で楽だと思うのですが、例外もありますので・・・
    (暇で楽そうだと思ったのに、キツかったアルバイトの体験談 40代女性)

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