大学の先輩から引き継いだ家庭教師バイト

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私は現在、20代の男性です。社会人になって数年になります。大学時代にはいろいろなアルバイトを経験しました。その中で、一番やりがいがあり、かつ楽な仕事だと感じたのは家庭教師のアルバイトでした。
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大学2年生のときのこと、サークルの先輩に、「就職活動で忙しくなるから、家庭教師を引き継いでくれないか?」と頼まれました。教えるのは平日夜で週1回とのこと。時間も空いていたので、引き受けることにしました。
家庭教師の第一の役割は、勉強を教えて生徒さんの成績を上げることです。教え始める前は、自分に果たして家庭教師がつとまるのだろうかという不安がありました。ただ、実際に指導をスタートさせてみると、とても楽な仕事だと分かりました。というのは、他のバイトのように、研修を受けて一から新しいことを学ぶ必要がなかったからです。随分昔に習って忘れてしまっている知識はある程度勉強しなおす必要はありますが、基本的には既に頭の中に入っている知識を教えるだけでOKでした。
ちなみに、私が大学の先輩から引き継いだ生徒さんは、勉強が得意でない子でした。学校では野球部に入っていて練習に明け暮れて帰宅したらゲームをして寝る。学校の授業にはついていけていないという状況でした。ですから親御さんも「少しでも机に向かって、地元の公立高校にひっかかってくれれば」というのが望みでした。本人は勉強に対して全くやる気もなし。ですから、知識をどう教えるかどうかという以前に、勉強の習慣をつけてもらうことからのスタートでした。
最初はどう教えればいいか少々悩みました。1週間に2時間教えたとしても、焼け石に水という感じで、不足している学力を補うには時間が足りなかったからです。ですから、何とか勉強をする習慣を身に着けてもらうよう、一緒に一日の計画表を作りました。そこでは、野球部の練習が終わってから寝るまでの時間と、朝起きてから学校に行くまでの時間にすべきことを細かく指示しました。
同時にどうして勉強をしないといけないかについても、その意味合いを伝えるようにしました。その生徒さんは高校でも野球を続けて甲子園にいきたいという夢を持っていました。ですから、勉強をしっかりとやっていれば甲子園常連校含め行ける高校の選択肢も広がるから頑張れと伝えました。
最初のうちは、いろいろ言い訳をして宿題もやってきてくれなかったのですが、少しずつ勉強をがんばってくれるようになりました。学校の成績も少しずつですが上っていきました。結果的に、その生徒さんは本人が望んでいた甲子園常連校に合格することができました。当初、親御さんが当初のぞんでいた地元の公立高校よりもレベルも高い学校です。
今から考えると、その生徒さんが伸びたのは、単に知識や受験テクニックを教えるだけでなく、勉強をする意味合いも伝え動機づくりをしたからかなと思います。「どうして勉強しないといけないの?」といった本人の疑問に対する解答を一緒に考え、本人の勉強に対する意欲を高めることができたことが大きかったと思います。そんな日々のなかで、生徒さんの成長していく姿を目の当たりにするのは、私自身もやりがいがありましたし成長できたと思います。
私の場合、たまたま大学の先輩からの紹介という形で、家庭教師のアルバイトをスタートすることができました。ただ、そういったケースは稀だと思います。一般的には、家庭教師派遣会社に登録して仕事を斡旋してもらうということになります。あるいは大学生協も家庭教師斡旋業をしており、大学の掲示板に求人票が貼られているものに応募するのもよいかもしれません。家庭教師派遣会社は「 」ほかアルバイト求人情報サイトを見たら結構募集が見つかりますよ。
     (楽なアルバイトの体験談 20代男性)

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