交通量調査バイトは神バイト

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私は大学生だったとき、いろいろなアルバイトを体験していました。中にはきつくてしんどいアルバイトもありましたが、たまに「こんなのでお金をもらっていいの?」と思うほど楽なアルバイトもありました。その代表例として真っ先に思いつくのは、交通量調査のアルバイトです。
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交通量調査は、今後の道路拡張工事や道路新設などを構想していく上で、県道や国道にどれぐらいの交通量があるのかを調べる調査のこと。交通量調査バイトは単発バイトとして、時々、調査会社や人材派遣会社が求人広告を出して人材募集をしています。とても人気があるアルバイトで広告が出た日に定員に達してしまうこともしばしばあります。
その人気の理由は、仕事内容が簡単で、かつ人間関係も楽なアルバイトだからだと思います。さらに日給も高い!私は、最初に交通量調査バイトをやった時に「これは本当に仕事なのか?」と驚くほど楽な仕事だと感じたことを記憶しています。
交通量調査バイトに応募したら、未経験者はまず2時間ほどの事前説明会を受け、当日を迎えるという形になります。事前説明会では 車の台数を数えるカウンターの簡単の使い方や記録用紙の書き方などを、マニュアルに沿って学びます。
交通量調査当日は、調査ポイントの最寄り駅となる駅前にて集合。そこから数人ごとに車で移動し調査ポイントである交差点へ。現場である交差点に到着すると、現場監督がパイプ椅子、カウンター、記録用紙など一式をアルバイト調査員に配布して調査内容の説明をしてくれました。
交通量調査は、歩道の端っこにパイプ椅子を置き そこに座って作業を進めていきます。頭にはヘルメット着用。警備員の人がよく着ているチョッキ風の作業着をまとい、腕には「交通量調査員」と書かれた腕章します。
朝7時になると調査開始。あらかじめ現場監督から指示されている方向に走っていく車の数を、専用のカウンターを使ってひたすらカウントしていきます。カチカチとボタンを押すごとに数字がどんどん増えていくアナログなカウンターです。私には、交差点を直進していく車と向こうに走って行き交差点で左折していく車を数えて欲しいという指示が出ました。交差点には数人のアルバイト調査員が配置され、それぞれが数方向のカウントを担当し、全体で全方向をカウントするという形で役割分担がなされているのです。
ひとりで全ての方向に走っていくカウントするわけではないので、とても楽だと感じました。信号で車が止まっている時は何もすることがないのですから。まあ、それ以前に、椅子に座って片手でカウンターをカチカチ押すだけなので、どんな指示が出たとしても、楽な作業に変わりないとは思いますが。1時間その作業をすると、カウンターに表示されている数字を記録用紙に転記し、またカウント調査を再開することになります。あまりに暇で簡単すぎる作業なだけに、「こんなに楽チンでいいのかな?」と不安に思ったほどです。
ただ 椅子に座って車の台数を数えるだけ。しかも、交通量調査バイトは実は日給が意外と高いのですよ。その日は8時間の実働作業で当日は9000円が支給されました。交通費込みの金額でありますが、私はびっくりしました。というのは、それまで私は、引っ越しバイトやイベントでの搬入搬出バイトを主にやっていたのですが、先輩スタッフに怒鳴られながら重たい荷物を歯を食いしばり運んでいたからです。そのキツイアルバイトと日給とほとんど変わらなかったからです。体力的にも精神的にも、まさに天国と地獄の差があるといっても過言ではありませんでした。単に車の数を数えるだけでこんなに高い日給が貰えてしまったことに、驚いてしまい、これは夢か?と思ったほどです。
世間には色々な仕事があります。もちろん向き不向きがあり感じ方はさまざまだと思いますが、探せば交通量調査バイトのように 楽に稼げるアルバイトもあることを知り軽く感動してしまいました。そんな事を考えながら 交通量調査バイトの一日は 平和に終わってきました
以降は、調査会社から直接メール(または電話)が交通量調査が実施されるたびにくるようになり、1か月に1回程 このアルバイトにお世話になるようになりました。仕事内容が簡単であることに加えて人間関係も楽ですし、当時大学生だった私にとって非常にありがたいアルバイトでした。あまりに単調な作業ゆえに、毎日となると さすがに飽きてしまうでしょうが、一か月に一度ほどなら、リフレッシュできちょうど良かったと思います。
ただ、そんな交通量調査バイトも通年を通して楽なアルバイトというわけではありません。というのは、交通量調査バイトは、現場が交差点又は道路脇なので、雨風をしのぐ屋根がないケースがほとんどだからです。つまり、気候や天候の影響を直接受けてしまうのです。私の場合、その点をあまり考えずに2月の寒い時に交通量調査バイトを引き受けたことがあるのですが、寒さで相当きつい思いをしました。かなり着込んで行ったつもりでしたが、氷点下の気温の中、長時間じっとしているとなると、寒くて寒くて仕方ありませんでした。そんな時も、その場を離れることができないのですから、非常に辛いと感じましたね。
あとは真夏の晴天時は、想像以上に現地が暑くきつかったこともあります。日陰があれば良いのですが、全くありませんでした。灼熱の太陽の下、アスファルトに放射する熱で現地は40度を超えていましたし、1日が終わったら暑さでヘロヘロになり、肌は日焼けして真っ黒になっていました。ですから交通量調査バイトをやるときには その季節の 天候や気候も考えておくことも必要だと思いました。
   (楽なアルバイトの体験談 20代男性

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