居酒屋オープニングスタッフバイト最高

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私は大学生のとき居酒屋でアルバイトをしていました。その居酒屋でのアルバイトは精神的にとても楽なアルバイトだったなと今考えても思います。
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私はオープニングスタッフとしてある居酒屋に入社しました。以降、大学に通いながら週/4日のペースでアルバイトに入ってました。兎に角、皆仲が良く、チームワークが最高でした。飲食業の仕事といえば、巷ではブラックな部分が付きモノと良く聞きますが、少なくとも私がアルバイトをしていたその居酒屋ではそういった要素は見当たりませんでした。
店長もお店で働いているアルバイトスタッフの個性を理解してくれる素敵な方でした。学業との両立を目指す大学生バイトの私にも気を使いくれて、働きやすい環境を構築してくれていました。勿論居酒屋なので、酔っ払い客の対応や、お手洗いを汚されその片付けに明け暮れた事もあります。インフルエンザが流行った年はインフルエンザにかかった同僚の代わりに出勤し週/7日で働いたこともありました。
居酒屋でのアルバイトは体力的な面では決してラクではありません。しかし、私は不思議と楽なアルバイトだと感じていました。それは、本来辛いハズの業務内容も周囲の「ありがとう」の一言や「悪い。次は俺がやるね」等、お客様や同僚スタッフの思いやりのある言葉があったからだと思います。皆それぞれ、辛い作業を率先してやっていましたし、私自身も率先してやっており、互いが信頼関係で結ばれていました。
常連のお客様も良い方ばかりでした。本来オーダー受けたらなるべく早く対応するのが居酒屋バイトの基本なのですが、やはり時間が掛かる事もありました。そんなとき「すみません」と謝ると決まって常連のお客様から「大丈夫だよ。俺のは後回しでいいから」などと温かい言葉を頂きました。そんなやさしい言葉に何度救われたか。自分が他店に行っても「この様に対応しよう」と思った事が多々あります。


私はその居酒屋でのそんな経験をふまえて気付いたことがあります。それは、精神的にラクに働ける職場あるならば、体力的に例えキツくても遣り甲斐を感じ、楽なアルバイトだと思える事です。そこでは、「良好な人間関係」が何より重要であることも知りました。
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居酒屋でのオープニングスタッフは、店がお客さんで込み合っているときは確かに体がキツイと感じることもありました。ただ、そんなときも私は精神的には楽なアルバイトだと感じながら働いていました。良い仲間やお客様に囲まれて働くことができることに幸せを感じていたのです。また、自分を磨くという意味では、居酒屋のバイトは色々学べることがあり料理の腕も上がりました。
精神的に楽でかつ高給が頂ける最高のバイト、それが私が感じた居酒屋でのアルバイトのイメージです。ちなみに、私はこのアルバイトだけで、大学の学費を4年間稼ぐことができました。オープニングスタッフとして入社したときは時給は安かったものの2年目、3年目となると、時給もかなりUPしました。まかない食も美味しかったので幸せでしたし食費を節約することもできました。
あと、大学4年の時「うちで店長やらないか?」と本社の方から声を掛けて頂きました。当時の私は、飲食業界以外に働きたい業界があったので丁寧にお断りしましたが嬉しかったことを覚えています。大学卒業を控え、アルバイト最後の日を迎えました。その日は、先に辞めたオープニングスタッフの同僚たちも皆飲みに来てくれて送別会を開いてくれました。現役の後輩スタッフが花束とケーキと色紙をプレゼントしてくれた時には、その居酒屋でのアルバイト4年間のいろいろな出来事が走馬灯のように思い出され泣いてしまいました。
あれから20年の歳月が流れます。「4年間ありがとう」と書かれた色紙は40歳過ぎた今でも大切な宝物です。今も当時のアルバイトスタッフたちとの人間関係が続いており、年/1回今もあるそのお店で同窓会をしています。今考えても、その居酒屋でのアルバイトは最高のアルバイトでした。
 
    (学生時代の楽なアルバイト体験談 40代女性)

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