私は学生時代に短期バイト中心にいろいろなアルバイトに励んできました。そんな中で、これは楽な仕事だなあと思ったのは巫女さんのアルバイトでした。巫女さんと言っても神社に常駐している巫女さんではなく、結婚式場の神前式で儀式のお手伝いをする巫女さんです。
結婚式場では常時結婚式が催されるわけではありませんし、あっても多くはキリスト教スタイルです。ですから、常に仕事があるというわけではなく、神前式が執り行われるときに、事前に電話で仕事依頼が来るという感じでした。依頼が来てこちらの都合が合えば引き受けるという感じの流れでした。
結婚式場での神前式の場合、当日は赤と白色で彩色された巫女様の衣装を着用し、髪は1つ結びにします。当然のことながら茶髪やネイルは禁止。清潔感が漂うよう身だしなみがなされるよう、その点は入念な注意が求められました。
本番が始まる前には神主さんと合流してリハーサル行います。巫女が行う動作としては、神主さんの補助的な役割が中心です。ただ、三々五々と呼ばれる儀式においては、3つの杯を新郎新婦が交代でいただく際に巫女が中心的な役割を担いました。細かい動きにもひとつひとつ意味があって、それを時間のなかで正確に行うことが求められました。とはいえ、決して難しいものではなく、何度かやっているとごく当たり前になるような簡単な動作ばかりです。
神前式の本番が始まると、神主さんによるお祓いの言葉からはじまり式自体はだいたい1時間弱ほどで終わってしまいます。儀式が終わると、アルバイト料を頂いて終了です、その楽な仕事内容は然ることながら結婚式という人の幸せに立ち会うということができるのは、本当にありがたいことでした。同じ大学に通う友達に巫女さんのアルバイトをやっていることを話したら皆からうらやましがられたものです。
(楽なアルバイトの体験談 20代女性)
儀式のお手伝いをする巫女さんバイト
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